情報

2011年12月29日 時事ニュース
日本はスパイ天国だという。
実感はないが、本当にそうかもしれない、と最近は強く思う。
そもそも、「情報」の扱い方をわかっていない国、なのかもしれない。

例えば先日、沖縄に、ある文書が民間の宅配業者を通じて配送された
というけれど、これはその前日、天下のNHKが
「明日この文書を送る予定です」と報道したのだ。
この報道を見たとき、ものすごく違和感を感じた。

もしもテロリストの活動がさかんな国だったら、この民間の業者の人に
犠牲者が出ていてもおかしくはない。
明日送るから襲ってね、という報道とも受け取れる。
いつ送るかなんて機密事項でしょう?反対派の多い案件なのだから。

そして、もし犠牲者が出ていたら、一体悪いのはダレなのだ?
第一には、その情報を流した行政側。
そして、第二には、「自主規制」をしなかったマスコミ側。
・・・被害者が出なくってよかったね。
実際には、車を報道陣やら反対派が妨害した程度だったようだ。

情報の扱い方がおかしい例として、一企業が挙げられる。
彼の会社は、自分の部下のプライベートの電話番号や住所を知らない。
社内でのみ使う電話の番号は知っているけれど、結婚しているのか
子供は居るのか、どころじゃなく、年賀状を送るための住所も
情報として規制されている。
だから彼は今年は30枚しか年賀状を買わなかった。
しかも余ったw(新しい部下の住所は知らないので)

部下が一週間無断で出社しなくても上司がおかしいと思って直接
電話したり自宅を訪ねたりすることはできないのだ。
その電話にアクセスできるのは人事部?総務部?だけだ。
これは良いようで悪い面が大きいと思う。

それに、この国の個人情報・・・そもそもこれの管理が
出来ていないことが大問題なんじゃ?

国民背番号制にはなぜか反対論が多い。
確かにこんなに「ゆるい」国だと情報の扱い方に不安は残る。
でも、手書きだった今までだって、年金はあちこちで散々消えた。
管理が甘いからだ。
背番号制で本当に困るのは、サラリーマンじゃない人間だ。

たぶん、背番号制を導入したら、税収はかなり増えるだろう。
少なくとも減ることはないw
そして、大事なのは情報の管理なのだ。
少なくとも国会議員のデータに侵入されていながらずっと気づかない
なんてのは、情報の扱いを間違っているからだ。

大企業もあちこちでハッキングされている。
おそらく、これが21世紀の戦争なんだと思う。
少なくとも戦車では勝てないのだ。
ようやく自分なりの考えがまとまった。
といっても、どうせ政府の決定には関係ないだろうけどね。

大きく分けて、まず共通の問題点がある。
賛成派も反対派も、細かな見通しをした分析を国民に示していない。
おそらく出来ないからだろう。分析力のなさが問題なのか。

見通しが立たないものをやる、というからにはそれなりの覚悟がいるわけで
それだって覚悟するからには見通しをそれなりにしているうえでのことだ。
なのにそれぞれが叫んでいる。
「○○という危惧がある」
『○○という危惧なんて考える方がばからしい』

・・・どちらも何も説明していませんが?w

賛成派は主に輸出業者しかも今まで国が支援してこなかった分野だ。
さて、この分野、本当に今TPPで恩恵があるのかね?
その恩恵が5%として、それなら為替を5%円安にした方が
よほど幅広く効果があるのではないかな?
(為替介入より効果があるのは円の流通量をほんの少し増やせばいいのだ)

反対派は、か弱い農業の話を前面に出す。
しかし本当にか弱いのかな。
平均年齢が68だっけ?そんな平均的な人たちではないかもしれないが
その過保護に守られた業態をかいくぐって独自に切り開いている
農家にとっては賛成なわけだ。

医療に関しては、ダレもわからない、というのが本音だろう。
こうなるかもしれない、と反対派は危惧し、そんなばかなことはありえない
と賛成派は押しのける。
でも、どちらにも根拠はない。

こういうところが日本政府の分析力のなさなのかな、と悲しく思う。

私がひっかかっていたのは農業の分野でのみだ。
あんなに今まで保護されていてさらに最近では個別補償までされて
他の業種にいる人間としては、甘えてんじゃね~よ
と思うわけなのだ。

つまり、農業がもう少し大海に出て荒波にさらされることは賛成、
でもそのために他の業種まで巻き込むのはやめてよ、ということで
農業改革さえやってくれたら、TPPなんぞやめていいのだ。
TPP反対ただし農業改革(開放)を行うこと、これが私の案だ。
・・・正直言ってよくわからない。
今までないがしろにされていた分野=自動車・電機などに関しては、良い事なんだろうな。
でも、今まで過保護にされていた分野=農業などに関しては、困るんだろう。
甘やかされると「自力」は育たなくなる。

前者は国の支援なしに今までどうにかやってきた。
どんなに円高が進んでも黒字を生んでいるのは、この分野が単独でがんばって
きたからだ。
一方で、今まで散々国の支援を受けていた後者はさらなる支援が必要になる。
甘やかしてきた子供と同じだ。

で、他の分野=医療・建設などは、私にはもっと不明。

ただいえるのは、競争が厳しいはずの自動車も電機も、現在までの日本の国益を
もたらしてきた。
保護してきたはずの農業は、国益どころか競争力のないものを作り出してきた。
それが事実。だから今ゴネているわけだ。
農業、とひとくくりにしているわけで、本当は個別に努力している農家がいる
のは知っている。
でもこの話は日本全体のことなので、個別には触れないし、そういう努力してきた
農家はたぶんTPPに対応できるだろう。

正直なところ、農家は過剰に保護されてきた、との印象が強いのだ。

彼がある地域に赴任したとき、上司が朝礼で言ったそうだ。
「丸々地区の農家の年収は700万しかないから・・・云々」
なんで自分よりも高収入の農家を助けなくてはいけないのか?

だからか、彼は私なんかよりももっと農家に対して不満を持っている。
その影響でw、私も農家はもう少し外海を泳いでみたらいいのかもしれない
と思っている。

ギリシャ

2011年10月21日 経済など
『うちの親が買った地デジTVはパナのだったわ。』
「そっかぁ、それは最後の日本製なんだろうね。」
『どういうこと?』
『仮にぱなと書いてあっても、ソニーとかいてあっても日本では作っていない
ということだよ。』

日本の電機業界は、大きく分けると白物家電と黒物家電と重電にわけられる。
今、白物を売っている状況で黒物だって韓国ですら利益がでないのなら
日本においておけるはずもない。
重電のイメージしやすいのは、例えばエレベーター。
パナやそにーのエレベーターをみたことがない。
でも、日立。東芝。三菱。当然見たことがある。
そこに政府がテコ入れするかどうか、これがこの業界の命運を握っている。

今、国民が信じている日本の技術とは、どこにあるのだろう?
従業員数10人の零細企業にどれだけ技術があっても、国は潤わないのだ。
雇用も増えないのだ。
NHKはこういうところでどこか間違っている。
10人の従業員の会社がNASAに組み込まれたって、日本としては
はっきりいってどうでもいいのだ。
そこをわかってない。

バンコクの浸水が、紀伊半島の浸水よりも企業に与えるダメージは大きかったのだ。
日本の企業に。

今もう間に合うのかどうかもわからない。
日本から技術が失われていくことに。
ギリシャはデモしているけれど、その先に何があるのだろう?
観光しかない国で、暴動を起こせば収入は減るのは当然。
それをまた他のヨーロッパ諸国が援助しなくてはならないのか。
真面目に返済しようともしないで権利だけ主張するギリシャ
アジアに居る私ですら反感を覚えてしまう。

日本人は、同じような状況になって、(たぶん諸外国のダレも助けてくれないけど)
いまだにデモしているのだろうか?
そうじゃない気がする。
なんだかわからないけれど税金を支払いなんだかわからないけれど
年金を削られ、そのまま生きているような気がする。
ギリシャがうらやましいのか、(ぼったくりに見えて)きらいなのか
自分でもよくわからないが。

帰省中のこと

2011年9月11日 日常
帰省中のこと
帰省中のこと
帰省中のこと
函館に行き両親と一泊した。
正直なところ、彼となら歩いてすべてを見て回れるような状況ではあったけど
老齢の二人と一緒なのであえて観光バスにした。

年をとったなぁ、と思ったのは、二人がすべて私にまかせきりになったことだ。
父すら、観光のルートにも宿にも関心を持っていない。
チェックインのときですらどこかに行こうとしていたので
あせって、自分の名前で予約しているんでしょ?とあえて表に引き出した。

やっかいなことに、ちょっと目を離すとケンカし始める。
まるで幼稚園の引率者の気分だった。
それでも、こちらは日常とは違う時間を過ごす覚悟があるわけで
彼らは日常と違う時間を楽しむ目的があったわけで。

それらがかみ合うと、私も穏やかに『まぁまぁ、そんなに言わないで』
と軽くやり過ごせるわけだ。
これが日常なのだとしたら、私には耐えられる自信はまだない。

雪祭りのときの話になった。
私はそのときいなかったが、彼らは知り合いや親戚とともに公共交通機関を
使って札幌に行ったらしい。
そして、帰る段になって、何か想い出の品を買って帰りたい
ということになったようだ。

しかし時間はあまりない。
なので、地下街の一番手近なところにあったカバン屋さんで
みんな自分へのお土産を買って帰ったそうだ。
父をのぞいて。

『で、そのカバンは気に入っているの?』
「それが、まだ一度も使っていないのよ。」
『(はぁぁぁ?)なんでそんな買い物するの?』

「私たちみたいな年寄りの消費がないと、この国はダメになるでしょう?
だからいいじゃないの。」
『・・・ハイ。個人的には文句言いたいけど、確かに国としてはそうです。』

・・・あの母に、言い負かされてしまいました(涙)
「漢字が読めないと総理失格?これにはボクも
当時さすがに頭にきたよ。おまえらそんなに頭いいんか?ってね。
(おまえらとは、当時のマスコミ)
例えば、高級レストランのウェイターがマナーを
知り尽くしていたとして、お客がマナーを間違えて
ウェイターに怒られるようなもんだよ。
マスコミはそういうプロだから字を読めなきゃ非難されて当然だけど
あいつらは、政治家までも同じモノサシで非難したんだ。
漢字くらい、読めなくったって政治家生命とは関係ないのに。」

確かに。
マスコミは今度は「地味な内閣」だからダメだとでもいうのだろうか。
そもそも、内閣の人事に目玉なんかいらない。
真面目にやってくれたらいいだけ。

少なくとも、ここ数年の短命内閣を作り出したのはマスコミだ。
女性関係があればダメ、漢字が読めなければダメ、・・・とにかく
マスコミはダメということで視聴率が取れるとカン違いしたままなのだ。
いいかげん古いマスコミの報道の仕方を変えたらいいのに。
マスコミはこのまま日本をダメにし続けるのだろうか。

今回の内閣は、たぶん政治主導とは真逆になるだろう。
当たり前の話だ。
何の経験もない人間が、数千人か数百人か動かす立場になっても
実績どころか経験が全くない以上、その道のプロに指導してもらうしかない。
しかも。
政治主導って、震災のようなことを経験した状況で、本当によいことなのか。
官僚がダメになった理由はまた別にあるわけで、能力は変わらないのだ。
政治家は官僚のプロとしての力を利用したらいいだけなのだ。

・・・官僚がダメなのは、一つは、途中でポストがなくなることにあった。
民間が終身雇用だったのに、官僚はそうじゃなかったのだ。
だから今回、高給でw、顧問として残す方法を考えてるみたいだけど。
確かに、40歳定年だったら、天下りと言われてるところに行きたくなるな。
天下りを禁止したいのなら、別の生き方を提示してあげるべきだ。
ただ、庶民としては、なんで顧問が高給なのか(税金だろっ?)と反感を
持ってしまう。安い給料では彼らはプライドが許さないのだろうか。

震災復興はまだまだかかるわけで、マスコミは政権交代なんて方法で
再び邪魔をして欲しくない。どじょうでいいじゃない。
しばらく、少なくとも数年静観してほしい。

隅田川花火

2011年8月27日 日常
今年は節電のためにシフトが変わってその日は仕事だった。
「なんとか休むよ。」
当てにしないで待っていた・・・けれど、
「その日は飲み会になってしまったよ。これを決めた人は
風流を解さないんだろうなぁ。」

当日、飲み会にしてはかなり早い時間に帰宅コール。
「何か買って帰る?」
『じゃあ、花火大会らしいものをお願いね。』

ビールとたこ焼きとアイスを買ってきた。

TVで、録画していた番組の花火を一緒に見た。

『よかったねぇ、今年も見られて。』

彼はちょっと不満そうだったけれど、中止よりはよほどいい。
私は、テレビ画面だけでも、開催されたこと自体で満足。

ね、”余分な消費(波及効果)”はちゃんとされてるw

節電

2011年7月27日 日常
節電で月曜日が休みに変わって、彼は本当の意味での平日の夜を
今週過ごした。(先週月曜は祝日だったので)

「今までは平日が休みなんて、面白いかも、と思っていたけど
これはたまらんよ。」
『どうして?何がたまらん、なの?』
「罪悪感だよ。観光地に居るのならいいけど、浜松町とかだと
スーツに圧迫感を感じてしまうんだよ。
自分だけがサボっているような気分になってしまう。
ひょっとしたら、リタイアした人たちは、これにやられちゃうん
じゃないのかなぁ。」

スーツ(といっても上着は着ていないが)の大群の中を、反対方向に
スロジョギで逆走する、確かにきついかもしれない。
実際、歩いていた私ですら、心理的に小さくなって歩いていた。
土日休み、という会社だけじゃないのをわかっているはずだったのに。

これが日本人的なのかもしれないなぁ、なんてふと思った。
節電、といっても、欧米(その人物はアメリカ)なら、
そこまで国のために自分を犠牲にするようなことはしないだろう、という。


熱中症になるのは、昼間の一時的な暑さによるものだけじゃない。
一ヶ月位の連続的なものもある。危険な対象は高齢者や子供だけでもない。
すべての「人間」は熱中症になる可能性があるのだ。
気持が悪くなってふらふら感を感じたら、かなり重症と思った方がいい。
飲めるのなら、お味噌汁程度を2杯くらい。このときにポカリは無意味。
ポカリはあくまでも予防で、なった後は塩分の方が重要。
そして、カラダをワキから冷やすこと。

以前の私はそうだった。
そして、それでもふらふら感は、まるで地震酔いのように一ヶ月くらいは
消えなかった。

夜は電力に余裕があるのだから、高齢者に限らず、暑いなと
思ったら夜間でもエアコンを入れるべきだ。
知り合いのお年寄りがいたら、夜は電力が余っているから、
エアコンを使いましょう、と伝えるべきだ。
彼らは夜間の電力が余っていることを知らない可能性が高い。

そして、気分が悪いのなら、わきの下に冷たい缶ジュースをはさむことだ。
一時しのぎでも、たぶんだいぶ違う。缶は効き目が速い。

私はといえば、節電なんか、現在全くやっていない。
乾燥機も夜中にかけているし(ベランダなんかないw)
冷蔵庫はミニサイズだし、一部屋だし、これ以上どうしろと?
しかも自分が暑さに弱いのを自覚しているだけに、昼間は
ちゃんとエアコンをつけているけど、27度。・・・非国民ですか?w
ネットで電力90%越えのときは、さすがに一度上げたけれど。
あれって、じっとしていても汗をかいちゃうのよね。
熱中症経験者としては、怖い温度なのです。
28度が本当に安全なのか、と言われたら、政府だって
何も答えられないのもわかっている。
おおよそ、というのが精一杯だろう。
結論は。自分の身は自分で守るしかない。
28度がその人に適正なのかは、その人しかわからない。

ひと路線散歩

2011年7月24日 日常
ひと路線散歩
思わず、「ぶつかっちゃいますけど?」とツッコミを入れたくなる
標識があった駅から歩き始めた。

先週は第一京浜、半蔵門線の地上。
道路はわかりやすくて歩きやすいが地下鉄の地上は歩きにくい。
ひと駅散歩ではなく、ひと路線散歩。

今週はまずは千代田線。北千住と町屋の間がどうしても遠回り
してしまうので、町屋からのスタートにした。
いつもよりも距離が少し短かったので、二人ともあまり疲れなかった。

途中、代々木公園でむかーしのロックンロール?みたいなのを
踊っている集団が居た。
こちらも地下鉄の地上を歩いてみる、なんて変わったことをしているわけで
言える立場じゃないが、側にコドモたちかマゴなのか・・・付き合わされて
気の毒な感じがしてしまった。
まぁ、人のシュミはそれぞれだから。

暑い中歩くコツをようやくわかってきた。
基本的に無理はしない。
彼はスロージョギング、私は日傘をさしての歩き。
彼が不足しがちなのは塩分。
私は凍ったペットボトルが必須。
飲むのではなく、カラダを冷やすのが目的。

彼は一応ジョギングなので内臓脂肪がおちてきているよう。
でも、スピードではなく、ジョギングの時間に比例しているとのこと。
私は歩きなのであまり実感はない。
でも、距離に比例している、という感覚はある。

何もこんな時期にしなくても・・・と思うのだけど、暑いからこそ
いつもの稲荷めぐりではダレてしまうのだ。
実際、東京から新子安まで歩いた先週は、かなりの充実感があった。

がっかり

2011年7月13日 日常
今回の牛の出荷は確信犯らしい。

いくら原発の問題があったにしても、消費者としては不愉快だ。
汚染品とわかっていて車を売ったのなら、その会社だけじゃなく
日本車全体、そして工業製品全体がダメージを受けるのと同じ。

同情できるとしたら、「気がつかなかった」場合だけだ。

今から、今ある稲わらの検査をしても、たぶんもう手遅れ。
当時食べさせたエサの検査などできないのだ。
いくら安全だといわれても、ウソを一度つかれたら
信用できるのだろうか?食べようと思うのか?

消費者としては、完全出荷停止してくれないと他のモノすら
買わなくなる。
無理に「安全だ」とアピールするよりも、「出さない」とアピール
する方が効果があるように思う。このままだと牛肉離れしてしまう。
肉だけじゃなく、野菜にまで被害は及ぶ。
そして、当然、東電に損害は請求すべき。

応援したい気持ちを裏切られた感じがする。
節電で彼の休日が変わったことによって、今週は3連休になった。
こういうときの中日(なかび)は達成感がある方がいい。
なので、いつもの稲荷めぐりを提案している彼に対して、
『こういうのはどうかな?・・・』とある提案をしてみた。

環七を歩くこと。
目的は距離を歩くことで、その地域の雰囲気を感じられ、
ついでに環七のつながりも頭に入る。

基本的に私はこういう単調な作業は好きじゃないけれど。
3連休の中日なのでいけるところまで歩ける。
たぶん、達成感がある。
だから提案してみたわけだ。

そもそも。この気温。どれだけ歩けるのか、想像もつかない。
気温がよいのなら、20キロまでは平気だ。
でも、この暑さだし・・・一体どのくらい歩けるのだろう?
水分補給と塩分に気をつけて歩き始めた。

塩分が足りなくなると、いわゆるスポーツ飲料では足りない。
お味噌汁を最低でも2杯飲む位が適当だと実感している。
そのくらいじゃないと、気持ちの悪さは解消されないのだ。
だから、大量にアセをかく、とわかっているときは、その直前に
濃い目のお味噌汁(インスタント)を飲んでおくのがよい。

熱中症になったことがあるだけに、私はできることなら
クーラーの効いた部屋でずっと静かに過ごしたいとは
思っているのだけれど、そうもいかない。

環七のいいところは、区間によって常に一定方向からの日差しなので
日傘で済むことだった。
そして、距離の計算がしやすいところ。
そして、中断するときも駅があちこちにあるから負担が少ないこと。
街歩きをするものとしては、面白いとは言えない道なのだが。

結局。
青砥から野方まで歩いた。
23キロらしい。
彼はその間ずっとスロージョギングをしていたので、ただ歩いて
いた私よりも影響はある。
でも、私にだって影響はある。
疲れたし、予想通り面白みに欠けるコースだった。

選択

2011年6月30日 時事ニュース
かなりきつい言葉をいうので、イヤなら読まないで欲しい。
 
 
「フク○マからやってきた“人”から被爆しますか?」なんて質問。
こんな質問が飛び交っている国だなんて、呆れる。
日本は、唯一の被爆国(戦争による)でありながら、
ここまでなぁんにもだぁれにも教えられてこなかったのか、と呆れる。

答え:今回の場合あるわけがない。

内部被爆がどうの、とかは本当にその体内の話。せいぜい0.数センチ。
他人にまでは及ばない。

こんなばかげたことで、差別を産むのはやめてほしい。
そもそも、差別を意図しているわけじゃないだろうに、自分の子供を
守りたいだけ、ということなんだろうな。
それよりも、過剰反応しないで「母親」はもっと学ぶべきだ。

その過剰な反応が、水や植物やサカナ、牛、牛乳に及ぶ。
農業。漁業。林業。酪農業。
それが、海外へ伝わることなど、その人たちは何も考えてない。
自分のことだけだ。
伝わった結果、工業製品まで被害を受けている。
そんなに政府が信じられないのなら、まず自分で機器を購入して
チェックしたらいいのだ。
そのデータをネットにずっと一週間程度(日にちによる誤差や
場所による誤差や測り方の誤差など含めてetc.)公表したらいいのだ。
実際は、検査要請が多すぎて対応できないようだが。

すべてを政府及び東電のせいにする「親」にも問題があると私は思う。
選択肢は「自分」なのだ。

私の子供の頃には、企業の不正というか社会詐欺による公害による被害
というのはあちこちであったわけだ。
発覚するまでは善、というスタイルなのが主流だったわけだ。
カ○ミオイル・・・親は九州にいながらたまたまこれを選択しなかった。
だから私は健康で居られる。

放射線に関しても同じことが言える。
政府発表を信じるのなら、文句言わずにその範囲内で暮らせばいい。
信じないのなら、引っ越すべきなのだ。
それができないのなら。それも天命。というか、
そこまでの意思がないだけのこと。

本音はどうでもいいけど(私なら乳幼児の有無で決める)w

結局は日本がフク○マの身体検査を行う、となったのだって
要は、アメリカやフランスに、生きたデータが欲しい、って言われた
からでしょ?
彼らは今後を含めたデータが欲しい、日本は今を解決する手段が欲しい。
だから、こんな調査が行われることになったのだろう。

つまり、生きたデータは今回初めて日本が提供するものであって、
よく一般の主婦が「何ミリシーベルトならいいのですか?」
・・・その答えはない、ということだよ。

通常と今回、を考え合わせたら、年間1.5+1というところが妥当だった、
じゃないのだろうか?
単位は各自で考えるようにw
というか、そのくらいは調べるという人にこれは読んで欲しいわけだ。

デマで動いてはいけないけれど
デマを流してはいけないけれど

結局の判断は自分の責任にあることを知っておくべきだ。

・・・と私は思う。
何も、フ○シマに限っていない。
近隣に住んでいる人間は、その責任を電力会社だけに押し付けられるのか
あるいは自分にも責任があるのか・・・


今なら、デマではないし、今なら明らかに本人の判断なのだ。

ムダ

2011年6月15日 日常
ゴマちゃん風のロボットで避難所に居る人たちが癒されている、という
ニュース映像を見た。

『・・・いいんだけどね、癒しに関しては。でも、原発に関して
使えるようなロボットは開発してこなかったのねぇ。』

「日本が作ると、どうしてこうなっちゃうのかなぁ。
産総研でこんなもの作ってるのって、悲しくなっちゃうよ。
これがオモチャの会社だっていうのならわかるけどな。」

『原発は安全だってことで、そういう開発費はもらえなかったんじゃないの?』

ムダが多かったのも確かだけど、ムダの一言で削られた結果
まともな研究ができなくなっているのも確かなようだ。


**************

ムダといえば、国会議員の数も多すぎないだろうか?

政治の仕組みが違うのを承知で人数だけで比較すると、
アメリカは3億1500万人で、下院435上院100
日本は1億2800万人で、衆議院480参議院242
せめて日本は今の半数でいいでしょう?w

彼なんかは、参議院は多額納税者で決めたらいい、とまで言っている。
元々貴族がなっていたわけで、当時も多額納税者は構成員になれた。
そう考えれば、まぁその方が意味合いとしては自然なのかもしれない。

今の政治家が国民の方を向かない理由の一つに、選挙制度があげられる
と私は思っている。
多額納税者は、確かに自分の利益のための法律を作ろうとするだろうが、
少なくともそれは同時に日本経済を豊かにしようとしていることになる。
政治闘争は、国会を停滞させ日本の経済をだめにしているだけだ。

それに、比例代表制選挙も、国民よりも党内に目をむかせる要因
なんじゃないのかな。
国民の人気をとるヒマがあるならそれよりも
党内の名簿順位が上になることが重要・・・とか?

不信任案を決議したばっかりで文句ばかり言うヒマがあったら
ちゃんと「仕事」をやってもらいたいもんだ。
不信任決議案、否決
・・・提出した人たちに対してこそ不信任を投じたいw
なんで“今”だったのかね。
民主党が長持ちしないことは誰でもわかっているのだから
もう少し時期を考えたらよかったのに。
機を見ることが出来ない政治家は、致命的だなぁ。

国民としては、やれやれ、という思いと、
貴重な時間をムダにして何やっているんだ、という怒りと諦め。
提出した人たちには復興への邪魔をした責任をとって欲しいくらいだ。
経験はないから具体的な内容は知らないけれど、憲法によると
法律を作ること(例えば今回の予算成立とか)が彼らの本来の仕事だ。
決して、「総理大臣を交代させること」ではない。

で、今、東北は復興しちゃったかのような錯覚しているのかね、彼らは。

民主の元代表O氏は、どんな時でも、常に今でも「政局」のことしか
考えていないし、それを表明することに躊躇していない。
民衆の不満すらどうでもいいのか?(とってもおそろしいw)
同じ党内なのに、首相交代を進めるのって、今、としてどうよ?
他に先にやるべきことがたくさんあるでしょうに。

こんな大災害があった国で、もしも今、総選挙だの首相の選挙だの
そんなことをやる国って。。。おそらく地球上で日本だけなのでは?

与党だけじゃなく当然野党の総裁さんも、今こそ首相交代
と叫んでいる。蝶ネクタイで民は救えないと思うのだが。

・・・どうかしているんじゃないの?

選挙どころか、住所もままならない人がたくさんいるのに。
そんな被災者のことは無視なんでしょうか?

A氏がこういったことで首相の責任とか、B氏がこう指示したから
ああなってこうなったのだとか・・・、どうでもいいです。
AでもBでもCでも・・・
早く復興のための予算成立させてよ。
お金がなくてはみんな生きていけないのだ。

計画停電、すら、彼らには無関係なのだろうな。
国会も行政もとめるわけにいかない、がコメントなのでしょうから。
だから国難である意識すらないままに、首相交代などと
ばかなことを騒いでいるのかもしれない。

一度、国会中に、停電でもしてみたら?>東電 w

とにかく。
残念ながら彼らには危機感は感じられない。
これは東電が隠す隠さない以前の問題なのだ。
もちろん東電が政府にウソの報告をするなんて、どうかしてる。
でも企業である限り、いつかは賠償問題で責任を問われる。
なのに、国会議員はおとがめなし?
首相交代なんか、今はどうでもいい。
それよりも、予算をどうにかしてよ。

行方不明

2011年5月15日 日常
先日、彼のお母さんが行方不明になった。

老人の足だから・・・、なんて甘いことを考えていると
後で痛い目に遭う。それこそ初動捜査が大事。
連絡を受けたのは金曜日の夕方だったので、
もしも今夜中に発見されたという連絡がなかったら
明日はすぐ実家に行って、あなたが直接探した方が絶対よい、
と提案した。私も一緒に行って探すし。

幸いにも、夜遅く、見つかったとの連絡があった。
たぶん本人は自分の名前も住所も言えない。
夜を越さなくってよかった。

こんな状況でさえ、彼は屈折しているなぁと感じた。
私なら、心配を隠さずに表現するし、見つかれば手放しで喜ぶ。
彼は一見心配していない風を装い、見つかってもそれほど
感情に変化がないように見えた。
でも、ロクに夕食を食べずに携帯を気にしているあたり、
口では「面倒だなぁ」なんて言っていたけど、ちゃんと
心配しているのが伝わる。

見つかったとの連絡が入ってからは、ほっとしたのかぐっすり眠っていた。
複雑な思いはあるのだろうけれど、生死に関わるときは
やはり根本的な思いがちゃんと出てくる。

反自粛のススメ

2011年4月10日 日常
都知事の再選が決まって「贅沢は敵」みたいな発言をしたようだが
よく聞くと電力に関してごもっともなのだ。
この夏、「あなたの好きなパチンコを停電で止めますか、
それとも、あなたの職場の電気を消しますか。」ということだろう。

彼の大まかな言い方はよく誤解を招くが、言いたいことは
ごもっともだと思う。
ただ、ここでカン違いしてはいけないのは、間違った自粛や間違った節約
だと思う。

募金は結局は一時的なもの。
それだけで多年度にわたる復興への費用は捻出できない。
大事なのは、日本の税収入を上げること。
決して近視眼的になってはいけないのだ。
復興への費用は、結局は税収入なのだ。

今回被災しなかった人が今出来ることは
いつもよりも余計に稼いで税を多く納めること。
あるいは、いつもよりも消費して他の企業や人の収入を増やし
結局はその企業や人からの税金を増やすこと。
つまり、買占めではなく、いつもどおりの消費を最低限すること。

電力は供給量がそもそもないから分け合いましょうという話で
これと一緒に、なんでもかんでも節約してはいけないのだ。

みなさん、頑張って稼いで消費しましょう。
たぶん、買い占めをしている本人は、全くその意識はないのだろう。
政府が「十分あるので買い占めをしないで」と言えば言うほど
そんなにみんなが買っているのに私は買っていないから、という理由で
それを買いに走る。
あの人たちに、買わないで、というのは逆効果なのだ。

・・・私の親はたぶんそういう人たちだから。

小さな頃に食糧が本当になかったことを経験して
大人になってからはオイルショックを経験して。。。
買って貯めることは、安心を買うことで、おまもり買いなのだ。
お守りを買うことが悪いことだとたぶん思ってもいない。
そして、平時ならば誰も責めないことなのだ。

毎年、実家に帰るたびに、物置等の「お守り」在庫の整理を私はする。
冷蔵庫の中だけならカワイイもんだけど、うちの物置には
トイレットペーパーと洗剤だけはかなりある。
おコメでない分、簡単に腐るわけじゃないけど、
もうシリーズが替わった洗剤のつめかえなど、一体どうするのだろう?
そもそも、本人はそれをいつ買ったのか、どのくらい残っているのか
一度も確認したことはないのだ。

先日、スーパーに長い行列が出来た日、カップめんが入荷されていた。
そのヤキソバを手にとって、二人の年配の女性が会話していた。
「私はこれ、キライなのよね。」
『私もキライなのよ。でも、お一人様二つまでなんだって。』
「じゃぁ、“一応”二つ買うわ。」
『私も“念のため”二つ買うわ。』

・・・おいおいっ!本当にそれらをちゃんと食べるのでしょうね?
まさか期限がきて捨てるんじゃないでしょうね?
キライって宣言してなお買うのか。
この4つのヤキソバの末路がみえて、なんだかがっかりした。

スーパーのレジ袋がもったいないのでエコバッグ?
・・・違うでしょ。食べるつもりもないのに買い占めて
期限が過ぎて捨てることこそ、もったいないでしょ。

大体、災害用の備蓄なら、この時期じゃなくていいはずだ。
半年に一度チェックしたら、あわてて食糧を買う必要もない。
それに、トイレットペーパーを抱えて逃げた、という話は
今まで聞いたこともない。
生き延びたかったら、水、という方がまだ理解できる。
それも水道水で十分なのだが。どうせ、そんな大量に持って逃げられない。

今、買い足し(買い占め)をしている人は、本当に
それを消費するのかどうか、ちゃんと考えて欲しい。
それこそ、エコw

「海外では、日本は略奪もなくすばらしいと言われているようだけど
ボクは、今回は本当に日本人にがっかりしたよ。
日本人の精神がどうとかではなく、お金で買うという略奪を
合法的にしているだけだ。」
もしドラとかよく知らないけどwマネジメントなんて、そんなに
格好いいもんじゃない、と彼は言った。
今日は自宅待機で、まず部下たちの個人メールアドレスに会社からの
メールが届いたのかそれを読んだのか、という確認の電話をし始めた。

「これって、車にガソリンは入っているのか?という確認と同じことだよ。」

案の定、メールを読んでもいなくって自宅でくつろいでしまっている人もいた。
「休日じゃないんだけどなぁ、まったく。」

そして、部下の中にはメールが届いていないというか受け取れて居ない
という人がいることも確認。
色々やり取りして別のアドレスで上の方に送りなおしてもらうように
と指示したとき、あまりに詳しく指示するので、思わず聞いてしまった。
『Aさんって一体いくつなの?』
・・・こちらのメルアドに変更してもらうようメールして、折り返し
空メールで返信が受け取れるか確認して、それでもダメならまたこちらに
・・・といった内容を詳しく指示していたのだ。

「いわゆるアラフォーかな。でもね。世代以上に問題なのは
“上に新しいアドレスを連絡してね”ではダメなんだよ。
中間管理職の役割は、細かくそれらが遂行されたかチェックすることにある。
くだらないことなんだけど、それこそがマネジメントの基本なんだよ。」
一方、彼の会社では自家発電がうまくいかないことがこの停電で判明した。

炉を冷やす水は動いているはず、というかその燃料はあるはず、という
基本的な事柄への思い込みは、大きな事故を招きかねない。
この事故で、東電の対処の悪さというかマネジメントのなさ、
そしてトップの決断力のなさ(さっさとすべてに海水を入れる)
を露呈した。日本を危険にさらしてもよほど廃炉はイヤだったのだろうねぇ。

事故が収まったら、もう東電は、さすがに存在できないだろう。
なお、これは現場に行っている東電職員を非難するつもりはない。
トップこそ、現場に行って事実を“掌握”して、それを会見すべきなのだ。
離れた安全な場所で掌握できないのなら、トップが出向いたっていいのに。

計画停電

2011年3月13日 日常
こんな非常時だから、計画停電は仕方がないし文句はない。
けれど、東京電力の対応はひどすぎる。
グループ分けをしておきながら、あとはHPで確認しろと?
アクセスできるはずもない。

発表前に各自治体に、詳しいグループ別の色分けした地図を提出して
その後にマスメディアに流してから発表すべきだった。
“一部”ってどこ?
“ほぼ”ってどこを除くの?

おそらく自治体もマスメディアも詳細はわからないから、余計にHPへの
アクセスが集中する。
病院はやっているの?お店は?

友人は手術を予定しているけれど、こんな状況だから
おそらくは落ち着くまで延期になるのだろう。
そもそも、時間帯(自分の場所のグループ)がはっきりしたら
誰も不安には思わない。
今回、不安をあおったのは、東京電力の手際の悪さだ。
・・・原発のせいじゃない。

おかげで、近くのスーパーやコンビニから、
トイレットペーパーと飲料水の大ペットと、携帯カイロやパンとパックご飯が
消えた。電池もほとんど売り切れていた。もちろんカップめんも。
ここは被災地ではないのに。

これはある意味、パニックに近いのかな。

**********

追記

・・・あきれた。
ようやく別のメディアのHPで詳しい地域がのっていたものをみつけた。

けれどそこに書かれていたのは、A区○×町 1グループ、 A区○×町 2グループ
といったものだった。
さて、A区○×町に住む人は、どっちのグループなのでしょう?

誰だってギモンに思う。
それを自治体にたずねるのはかわいそうだ。
グループ分けの実態を知っているのは、東京電力だけなのだから。
だから、手際が悪い のだ。
最低限、詳細地図くらい用意すべきなのだ。
さて、明日は、日本にとっての計画停電の実験のようだ。

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