帰省中のこと

2011年9月11日 日常
帰省中のこと
帰省中のこと
帰省中のこと
函館に行き両親と一泊した。
正直なところ、彼となら歩いてすべてを見て回れるような状況ではあったけど
老齢の二人と一緒なのであえて観光バスにした。

年をとったなぁ、と思ったのは、二人がすべて私にまかせきりになったことだ。
父すら、観光のルートにも宿にも関心を持っていない。
チェックインのときですらどこかに行こうとしていたので
あせって、自分の名前で予約しているんでしょ?とあえて表に引き出した。

やっかいなことに、ちょっと目を離すとケンカし始める。
まるで幼稚園の引率者の気分だった。
それでも、こちらは日常とは違う時間を過ごす覚悟があるわけで
彼らは日常と違う時間を楽しむ目的があったわけで。

それらがかみ合うと、私も穏やかに『まぁまぁ、そんなに言わないで』
と軽くやり過ごせるわけだ。
これが日常なのだとしたら、私には耐えられる自信はまだない。

雪祭りのときの話になった。
私はそのときいなかったが、彼らは知り合いや親戚とともに公共交通機関を
使って札幌に行ったらしい。
そして、帰る段になって、何か想い出の品を買って帰りたい
ということになったようだ。

しかし時間はあまりない。
なので、地下街の一番手近なところにあったカバン屋さんで
みんな自分へのお土産を買って帰ったそうだ。
父をのぞいて。

『で、そのカバンは気に入っているの?』
「それが、まだ一度も使っていないのよ。」
『(はぁぁぁ?)なんでそんな買い物するの?』

「私たちみたいな年寄りの消費がないと、この国はダメになるでしょう?
だからいいじゃないの。」
『・・・ハイ。個人的には文句言いたいけど、確かに国としてはそうです。』

・・・あの母に、言い負かされてしまいました(涙)

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