彼の部下がある研究機関に行くことになった。
「あいつには期待していたのになぁ。
でも、この異動であいつもだめになっちゃうんだろうなぁ。」
『どういうこと?』
「今度行くところは、あいつの専門分野とは違うところなんだよ。
たとえば、ふたつ星が経済の研究機関に行くとなったら?」
『いくら私が文系だといっても、全くついていけないでしょうね。』
「そういうことだよ。周囲の人は他の会社からプロが来ている。
そんなとこで、本人がかなり努力しようと覚悟をしているのならいいよ。
あいつの場合、どうもその大変さに気がついていないみたいなんだ。
自分探し みたいな軽い気持ちで決めたんじゃないかな。
でも、その数年があいつの会社人生を大きく変えてしまうだろうな。」
『それで、あなたはその大変さをまだ伝えていないの?』
「そんなことできないよ。ボクは異動について権限がないからね。
役に立ちそうな本を渡して、“読んでおけよ”と言っただけだ。」
聞けば、ある程度年配の人はみんなこの異動の結果を推測していて
“あいつもバカだよなぁ”と言っているらしい。
なんだか話を聞いているうちにムカムカというかイライラしてきた。
上司さんたちは陰でそんな話をしているだけ?
誰も何も伝えないの?
それとも、伝えることはおせっかいなの?
権限がどうの・・・ってそんな話をしているんじゃないのに。
本人が決めたことを思い止まらせるための“伝える”じゃないのに。
それとも、行く先の悪い予測を言うことは、ただのおせっかいなのか。
老婆心かぁ。今の大企業さんには、そんなことすらムダなことで
すべては自己責任なのでしょうねw
今の大企業は、それほど長くはもたないのかもしれないな、
と実感したひとこま。
「あいつには期待していたのになぁ。
でも、この異動であいつもだめになっちゃうんだろうなぁ。」
『どういうこと?』
「今度行くところは、あいつの専門分野とは違うところなんだよ。
たとえば、ふたつ星が経済の研究機関に行くとなったら?」
『いくら私が文系だといっても、全くついていけないでしょうね。』
「そういうことだよ。周囲の人は他の会社からプロが来ている。
そんなとこで、本人がかなり努力しようと覚悟をしているのならいいよ。
あいつの場合、どうもその大変さに気がついていないみたいなんだ。
自分探し みたいな軽い気持ちで決めたんじゃないかな。
でも、その数年があいつの会社人生を大きく変えてしまうだろうな。」
『それで、あなたはその大変さをまだ伝えていないの?』
「そんなことできないよ。ボクは異動について権限がないからね。
役に立ちそうな本を渡して、“読んでおけよ”と言っただけだ。」
聞けば、ある程度年配の人はみんなこの異動の結果を推測していて
“あいつもバカだよなぁ”と言っているらしい。
なんだか話を聞いているうちにムカムカというかイライラしてきた。
上司さんたちは陰でそんな話をしているだけ?
誰も何も伝えないの?
それとも、伝えることはおせっかいなの?
権限がどうの・・・ってそんな話をしているんじゃないのに。
本人が決めたことを思い止まらせるための“伝える”じゃないのに。
それとも、行く先の悪い予測を言うことは、ただのおせっかいなのか。
老婆心かぁ。今の大企業さんには、そんなことすらムダなことで
すべては自己責任なのでしょうねw
今の大企業は、それほど長くはもたないのかもしれないな、
と実感したひとこま。
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