彼は出勤日だった。
帰宅後は、開放感を味わいたい彼のために外で食事。
風邪対策もこめて、いつものしちりん焼きやさん。
そこでの会話。
要は、今の日本には、「大儀」と「自分の目標」が真逆になっている。
あるいは、今は「大儀」そのものが消滅している。
ずっと感じていた自民党というか政治への不信。
これは、「大儀」がなくなり、自己保身だけの理屈で物事が動くからだ。
党内の事情は知らんが、日本はどうなるのよっ?
政治家はどうしてこうもわけがわからないのだろう、と思ってた。
それで政権交代。
でも民主党も、大儀などなくなっているので、残った自己保身だけで
物事は決まる。
政党が替わっても本質は同じまま。
そして、ここからが私には衝撃的だったのだが
日本の企業すら、物事は自己保身だけで回っている、ということだ。
彼の今日の出社。・・・真に会社のためとは全く思えないものだからだ。
せいぜいが、縄張り争いをしている次世代候補の彼の上司A
のための次期資料を作っていたに過ぎない。
こんなことを休み返上でやるべきことなのかっ?
庶民は不思議に思っても、もはや大企業には届かない。
今や、日本の大企業は、自分の(企業としての)利益すら追求しない行動を
平然としている。
企業が傾こうが、自分の首が一番大事、そういうことだけが
企業内ではモチベーションとなっている。
政治の世界でここ数十年されていたことと同じだ。
日本の国家をよくしたいため、なんて大儀は消えうせ、
自分の派閥内での勢力や、自分の政治家としてのクビが
一番守るべきものとなっている。
そして、これは企業の中でも全く同じだったのだ。
この大儀が存在し、これと個人の目標の方向が一致している時代は短い。
たとえば明治。
個人の立身出世はイコール国の発展だったし、
そもそもそのころの個人は、自己保身で守るべきものとやらを
まだ持っていなかった。
そして、現在でいえば、アジアの一部の国々。
大儀が存在するから、逆にワイロ癒着なども発生しやすい。
今の日本はどんどんクリーンになっているのは、政治家の質がよくなったからではない。
大儀のために自分が汚れても・・・ということを誰もしなくなった結果に過ぎない。
自己保身だけ考えれば、誰もそんなに危ない橋は渡らない。
今の大企業がやっていることは、しょせん番長を決める争いごとだけに
熱中しているに過ぎない。一の子分、二の子分、三の子分。。。
ピラミッドにくみこまれた人間は、それぞれが「自己保身」のためだけに
行動する。・・・企業の将来や企業の利益など、結局どうでもいいのだ。
政治家と同じだ。
じゃあ、どうするのか。
たとえば、今回の事業の振り分け。あれこそが一番よくない。
中身まで細かすぎるのだ。…自己保身を加速させてしまうから。
仮に、すべての省庁全体で、△までに○%削減、という大儀だけ提示して
後はそれができないなら、すべての省庁職員から○×%給与カット
とだけ提示していたら、個人保身の重要性は薄れるだろう。
丸投げのようであるが、お役人に等しく減給が課せられる、としたら
自分たちで調整して結果を持ってくるしかないからだ。
でも、今の状況なら、
この事業はこんなにも大事で必要なんですよー、という外側ばかりが
強固になっていくばかりだ。
中身は空洞化して。
そして、最後にはお互いの足を引っ張り合う。
政治も企業も、今の日本では、やっていることは同じだ。
そして、その末路は、直近では自民党、昔なら第二次世界大戦の日本、
そのあたりの頃と類似している。
大儀はどこにもない。しかも結果は見えている。
・・・とまぁ、こんな話をして、家路についた。
帰宅後は、開放感を味わいたい彼のために外で食事。
風邪対策もこめて、いつものしちりん焼きやさん。
そこでの会話。
要は、今の日本には、「大儀」と「自分の目標」が真逆になっている。
あるいは、今は「大儀」そのものが消滅している。
ずっと感じていた自民党というか政治への不信。
これは、「大儀」がなくなり、自己保身だけの理屈で物事が動くからだ。
党内の事情は知らんが、日本はどうなるのよっ?
政治家はどうしてこうもわけがわからないのだろう、と思ってた。
それで政権交代。
でも民主党も、大儀などなくなっているので、残った自己保身だけで
物事は決まる。
政党が替わっても本質は同じまま。
そして、ここからが私には衝撃的だったのだが
日本の企業すら、物事は自己保身だけで回っている、ということだ。
彼の今日の出社。・・・真に会社のためとは全く思えないものだからだ。
せいぜいが、縄張り争いをしている次世代候補の彼の上司A
のための次期資料を作っていたに過ぎない。
こんなことを休み返上でやるべきことなのかっ?
庶民は不思議に思っても、もはや大企業には届かない。
今や、日本の大企業は、自分の(企業としての)利益すら追求しない行動を
平然としている。
企業が傾こうが、自分の首が一番大事、そういうことだけが
企業内ではモチベーションとなっている。
政治の世界でここ数十年されていたことと同じだ。
日本の国家をよくしたいため、なんて大儀は消えうせ、
自分の派閥内での勢力や、自分の政治家としてのクビが
一番守るべきものとなっている。
そして、これは企業の中でも全く同じだったのだ。
この大儀が存在し、これと個人の目標の方向が一致している時代は短い。
たとえば明治。
個人の立身出世はイコール国の発展だったし、
そもそもそのころの個人は、自己保身で守るべきものとやらを
まだ持っていなかった。
そして、現在でいえば、アジアの一部の国々。
大儀が存在するから、逆にワイロ癒着なども発生しやすい。
今の日本はどんどんクリーンになっているのは、政治家の質がよくなったからではない。
大儀のために自分が汚れても・・・ということを誰もしなくなった結果に過ぎない。
自己保身だけ考えれば、誰もそんなに危ない橋は渡らない。
今の大企業がやっていることは、しょせん番長を決める争いごとだけに
熱中しているに過ぎない。一の子分、二の子分、三の子分。。。
ピラミッドにくみこまれた人間は、それぞれが「自己保身」のためだけに
行動する。・・・企業の将来や企業の利益など、結局どうでもいいのだ。
政治家と同じだ。
じゃあ、どうするのか。
たとえば、今回の事業の振り分け。あれこそが一番よくない。
中身まで細かすぎるのだ。…自己保身を加速させてしまうから。
仮に、すべての省庁全体で、△までに○%削減、という大儀だけ提示して
後はそれができないなら、すべての省庁職員から○×%給与カット
とだけ提示していたら、個人保身の重要性は薄れるだろう。
丸投げのようであるが、お役人に等しく減給が課せられる、としたら
自分たちで調整して結果を持ってくるしかないからだ。
でも、今の状況なら、
この事業はこんなにも大事で必要なんですよー、という外側ばかりが
強固になっていくばかりだ。
中身は空洞化して。
そして、最後にはお互いの足を引っ張り合う。
政治も企業も、今の日本では、やっていることは同じだ。
そして、その末路は、直近では自民党、昔なら第二次世界大戦の日本、
そのあたりの頃と類似している。
大儀はどこにもない。しかも結果は見えている。
・・・とまぁ、こんな話をして、家路についた。
コメント
こんばんは。
ご無沙汰いたしておりますが、
お変わりなくお過ごしでしょうか?
少し遅いご挨拶になりましたが、
今年もよろしくお願い致します。
政治・・本当にTVを見ても新聞を読んでも、
ため息がついつい^^;
我が家のお気楽な高校生の娘でさえ、
「おかあさん 日本大丈夫なんやろか?」
と 心配しております^^;
先日、5歳くらいの女の子がお母さんの自転車の後ろに乗っている状態で
私たちとすれ違いました。
ちょうど、聞こえた話し声は
「ねぇ、お母さん、民主党って・・・(後は聞こえなかった)」
思わず彼と二人、足を止めて振り返ってしまいましたw
『今、“民主党”って聞こえたよね?』「・・・うん。」
あんなに小さい子でも日本の将来を話すような時代になったのでしょうかw
あまりコメント致しておりませんが、いつも読ませていただいてます。
今年もよろしくお願いしますね。