花園神社のお神輿を見てきた。
お神輿については、あまり感想がない。
夕食は安い居酒屋に入った。
店内が狭いので、席が近い。
場所柄、普段聞けないような会話も耳にしてしまう。
横の男性二人は明らかにホ○トとわかる人とその先輩。
反対の隣りはわりと普通に見える女性二人。
どちらもそれぞれ20代。
雰囲気が良くなかったので、私は男性側の耳を
パタリと閉じた。
女性のほうは、草食系がぁ~とか、たわいもない話。
彼はいつになく無口になっていた。
たぶん会話を聞いちゃっているのだろうな、と思い
わざと色々な話題を振る。
何度目かのトライでようやく私の話に集中するようになった。
帰りの電車の中で、彼が聞いてしまった内容を
少し聞いた。
「“今まで、稼ぐためなら人を傷つけたって何したって
いいと思ってたんだけど、最近は・・・”
・・・あんな考え方する人間がすぐ近くにいたなんて
信じられないよ。ドラマじゃないんだよ?」
『そういう人たちじゃないと、あんな場所で
生き残れないのかもね。だから、あの街は
どこかギスギスしているのよね。』
不慮の事故でもなく、悪びれもせずに
当たり前のこととして犯罪をする人たちの会話を聞いて、
信じられない、背筋が寒くなった、と繰り返す彼とは反対に
ああ、やっぱりなぁ、と思っている自分がいた。
関わっていないだけで、身近にいないだけで、
こういう人たちもいるのだろう、と妙に納得していた。
・・・でも本当は、すぐ横の席にいたということですら、
私は今でもバーチャルのように思えているから
落ち着いていられたのかもしれない。
お神輿については、あまり感想がない。
夕食は安い居酒屋に入った。
店内が狭いので、席が近い。
場所柄、普段聞けないような会話も耳にしてしまう。
横の男性二人は明らかにホ○トとわかる人とその先輩。
反対の隣りはわりと普通に見える女性二人。
どちらもそれぞれ20代。
雰囲気が良くなかったので、私は男性側の耳を
パタリと閉じた。
女性のほうは、草食系がぁ~とか、たわいもない話。
彼はいつになく無口になっていた。
たぶん会話を聞いちゃっているのだろうな、と思い
わざと色々な話題を振る。
何度目かのトライでようやく私の話に集中するようになった。
帰りの電車の中で、彼が聞いてしまった内容を
少し聞いた。
「“今まで、稼ぐためなら人を傷つけたって何したって
いいと思ってたんだけど、最近は・・・”
・・・あんな考え方する人間がすぐ近くにいたなんて
信じられないよ。ドラマじゃないんだよ?」
『そういう人たちじゃないと、あんな場所で
生き残れないのかもね。だから、あの街は
どこかギスギスしているのよね。』
不慮の事故でもなく、悪びれもせずに
当たり前のこととして犯罪をする人たちの会話を聞いて、
信じられない、背筋が寒くなった、と繰り返す彼とは反対に
ああ、やっぱりなぁ、と思っている自分がいた。
関わっていないだけで、身近にいないだけで、
こういう人たちもいるのだろう、と妙に納得していた。
・・・でも本当は、すぐ横の席にいたということですら、
私は今でもバーチャルのように思えているから
落ち着いていられたのかもしれない。
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