「大暴落1929」ジョン・K・ガルブレイス
2008年12月17日 経済など今日は、熱く独り言w。インパクトがそれだけある本ってことで。
うざいと思う人はスルーで。。。
人間は、歴史上、何度も同じこと(特に過ち)を繰り返してきた。
その理由は、その出来事を体験した人間が、この世を去ってしまうからだ。
いなくなったら、誰にも歯止めをかけることが出来なくなる。
日本のバブル崩壊後、ずっと、私には景気が上向いた感覚がない。
(北海道という衰退した地方という環境のせいもあったがw)
諸外国がどんなにバブルに沸いていても、日本は微々たるものだった。
過剰な投資をして、その後どうなったか、記憶にまだ新しかったからだ。
そもそも投資すること自体が日本では抑えられたままだった。
アメリカではITバブルというものもあったが、やはり
大きなバブル崩壊は1929年だろう。
その記憶を成人としてとどめている人間がほとんどいなくなったとき
同じことが(それ以上かもしれないが)今回再び起こった。
住宅の価格が上がり続ける、なんて幻想は今の日本人なら持たないけれど
恐慌の記憶が消えたアメリカではそれが信じられた。
紙くずかもしれないはずの証券類が盛んに取引された。
週休3日と今は言っている日本の企業も、週休7日にならなければラッキー
そんな時代もくるかもしれない。
あるいは、外的要因で、どうにかしのぐこともできるかもしれない。
内需なんて、たぶん私たちが居なくならないと活発にはならないのだろう。
この悲観的見方も日本のバブル崩壊の影響かもしれないw
著者は、「予想」はしていない。
でも、まるで今の話のようでもある。
だとしたら、過去の暴落後、経済が回復した起爆剤は・・・?
・・・戦争か。WWⅡ。
あと20年不況が続くとしても、それだけは避けてほしい。
そして、こう思うのは、まだ戦争(に負けた)体験者がたくさんいる
日本人だからなんだろう。
勝った側には、避けたいという強い想いは生まれないだろうから。
**************
本当かどうかはわからないが。
彼が言った。
「この状況があと1年続いたら、うちは倒産する。」
彼の所属している会社は、たぶん日本の平均的な経営をしている会社。
今回だって、派遣を切って、残業をなくした。
だとしたら、他の会社だって業種の違いに関わらず、
似たようなものではないのだろうか。
私も、そして私以上に彼も、悲観的な見方をすることが多い。
けれどその会社の売り上げの減り具合からすると・・・
来年が怖い。
**********************
個人的には、賃上げ要求なんか、今しても無意味だと思う。
好景気wだったときにしておくべきことだったから。
でも、そもそも、日本の派遣制度自体がおかしいのだ。
会社は正社員並にお給料を払っても、それは派遣には届かない。
派遣会社がどれだけのことを「社会」に対してしているのかは
知らないけれど、私からすると胴元みたいに思える。
あるいは格付け会社のように不要のものとすら思える。
派遣社員は正規じゃない分、不安定なのだから(ボーナスもないし)
高いお給料じゃなくてはならない理屈だ。
そのかわりに高いスキルが要求される。これならかまわない。
でも、今の派遣は、ただの日雇い労働者だ。
日雇い労働者のクビを切るのはおかしい、といくらデモしても
そもそも法律がおかしいからダメなんじゃないのかな。
まぁやらないよりもいいのだろうけど。(話題にはなるから)
とにかく、日本が国家として今までやってきたことは
スキルのない労働者を増やすことだったわけで(日本の損失)
会社経営の側には有利だったけれど、本当は会社の熟練工というもの
を消失させた。
そして、派遣会社というわけのわからないものを増やした。
私の感覚からすると、これはアメリカの格付け会社のようにも思える。
あの会社たちがAAAをつけたものは今どうなっているのか。。。
彼らは、格付けの間違いに責任をとらない。
おいしいとこだけ持っていく。
派遣会社だって似ている。派遣がどうであれ、そこで働かせることが
できたらその報酬の半分はもらえる。
実態はどうでもいい。
彼らは、人間に格付けして会社に送り込んだだけ。
格付けを信じて購入した会社は、今、自社に能力がなくなっている
ということに気がついてあわてている。
しょせん、派遣だから、自社の能力ではないのだ。
この制度が正されない限り、派遣の生活はよくはならない。
・・・そして、日本の会社の力も。
うざいと思う人はスルーで。。。
人間は、歴史上、何度も同じこと(特に過ち)を繰り返してきた。
その理由は、その出来事を体験した人間が、この世を去ってしまうからだ。
いなくなったら、誰にも歯止めをかけることが出来なくなる。
日本のバブル崩壊後、ずっと、私には景気が上向いた感覚がない。
(北海道という衰退した地方という環境のせいもあったがw)
諸外国がどんなにバブルに沸いていても、日本は微々たるものだった。
過剰な投資をして、その後どうなったか、記憶にまだ新しかったからだ。
そもそも投資すること自体が日本では抑えられたままだった。
アメリカではITバブルというものもあったが、やはり
大きなバブル崩壊は1929年だろう。
その記憶を成人としてとどめている人間がほとんどいなくなったとき
同じことが(それ以上かもしれないが)今回再び起こった。
住宅の価格が上がり続ける、なんて幻想は今の日本人なら持たないけれど
恐慌の記憶が消えたアメリカではそれが信じられた。
紙くずかもしれないはずの証券類が盛んに取引された。
週休3日と今は言っている日本の企業も、週休7日にならなければラッキー
そんな時代もくるかもしれない。
あるいは、外的要因で、どうにかしのぐこともできるかもしれない。
内需なんて、たぶん私たちが居なくならないと活発にはならないのだろう。
この悲観的見方も日本のバブル崩壊の影響かもしれないw
著者は、「予想」はしていない。
でも、まるで今の話のようでもある。
だとしたら、過去の暴落後、経済が回復した起爆剤は・・・?
・・・戦争か。WWⅡ。
あと20年不況が続くとしても、それだけは避けてほしい。
そして、こう思うのは、まだ戦争(に負けた)体験者がたくさんいる
日本人だからなんだろう。
勝った側には、避けたいという強い想いは生まれないだろうから。
**************
本当かどうかはわからないが。
彼が言った。
「この状況があと1年続いたら、うちは倒産する。」
彼の所属している会社は、たぶん日本の平均的な経営をしている会社。
今回だって、派遣を切って、残業をなくした。
だとしたら、他の会社だって業種の違いに関わらず、
似たようなものではないのだろうか。
私も、そして私以上に彼も、悲観的な見方をすることが多い。
けれどその会社の売り上げの減り具合からすると・・・
来年が怖い。
**********************
個人的には、賃上げ要求なんか、今しても無意味だと思う。
好景気wだったときにしておくべきことだったから。
でも、そもそも、日本の派遣制度自体がおかしいのだ。
会社は正社員並にお給料を払っても、それは派遣には届かない。
派遣会社がどれだけのことを「社会」に対してしているのかは
知らないけれど、私からすると胴元みたいに思える。
あるいは格付け会社のように不要のものとすら思える。
派遣社員は正規じゃない分、不安定なのだから(ボーナスもないし)
高いお給料じゃなくてはならない理屈だ。
そのかわりに高いスキルが要求される。これならかまわない。
でも、今の派遣は、ただの日雇い労働者だ。
日雇い労働者のクビを切るのはおかしい、といくらデモしても
そもそも法律がおかしいからダメなんじゃないのかな。
まぁやらないよりもいいのだろうけど。(話題にはなるから)
とにかく、日本が国家として今までやってきたことは
スキルのない労働者を増やすことだったわけで(日本の損失)
会社経営の側には有利だったけれど、本当は会社の熟練工というもの
を消失させた。
そして、派遣会社というわけのわからないものを増やした。
私の感覚からすると、これはアメリカの格付け会社のようにも思える。
あの会社たちがAAAをつけたものは今どうなっているのか。。。
彼らは、格付けの間違いに責任をとらない。
おいしいとこだけ持っていく。
派遣会社だって似ている。派遣がどうであれ、そこで働かせることが
できたらその報酬の半分はもらえる。
実態はどうでもいい。
彼らは、人間に格付けして会社に送り込んだだけ。
格付けを信じて購入した会社は、今、自社に能力がなくなっている
ということに気がついてあわてている。
しょせん、派遣だから、自社の能力ではないのだ。
この制度が正されない限り、派遣の生活はよくはならない。
・・・そして、日本の会社の力も。
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