経済と選挙

2008年10月10日 経済など
経済と選挙
この一週間はたぶん歴史に残る。
悪夢の10月、とでも後に呼ばれるのだろうか?
10月・・・ってことはまだこの変動は終わりではないのかもねw

日経平均は底なしのように2度も歴代3位の下げ率を更新した。
ドル円こそあまりひどくは動いていないが、他の通貨は
対円にすると、ひどく円高に動いた。

金融危機はすでに日本では経験済みだが、今回のは世界的なもの。
日本のお客さんであった人々のお財布がカラになったのだ。
今後、金融関係だけでなく、中小企業の倒産へとつながっていく。
金融関係はいい。国が守ってくれるから。
でも、中小企業が守られたことはない。

アメリカだって、GMがどれだけ負債を抱えようと、その影響力から
つぶすことはないだろうけど、小さなGM車の販売をしている会社は
きっと助からない。
日本も海外も同じだ。

こうして世界的に今後の不況が予測される中、しかもまだ金融の混乱が
収まっていない中、日本の議員が考えているのは、目先の「選挙」だ。

・・・呆れる。

実際に、街歩きをしている最中、選挙事務所を構えたばかりの
ところにもいくつか出会った。
こういう時だからこそ、選挙をやっている場合じゃない、
と言えないのだろうか?
世界各国で集まるときに、毎回違う人物が現れたのでは、お話にならない。
ただでさえ言葉が通じないのにw

アメリカの数少ない良いところは、野党であっても
こういう場合は与党と協力して法案を通すところだ。
もちろんパフォーマンスたっぷりだが。
その迅速さは国民の利益になる。
日本は、それこそ牛歩じゃないが、おおよそ国民の利益など
考えてもいないようにみえる。
抵抗時間が長い方がいい、という野党の誤った認識もある。

もともと、第一党は、どの党がなっても大差ないだろう
というのが一般的な国民の意識だ。
要は、迅速な対応と世界へのアピール、これがすべての党に欠けている。
だから与党も野党も大差ないw

今の麻生首相は、とりあえずは経済優先を言ってはいるが
他の党内の人間が、選挙!選挙! と叫びだし、それに負けるのは
おそらく時間の問題なんだろう。

選挙に費用がかかるのもわかる。
でも、だから国民のことよりも選挙が大事だ、というのは
議員さんの勝手で、どうかしている。
お金がないのなら、出馬すべきじゃない。

事務所をもう借りてしまったから、選挙を早くやってくれないと困る?

・・・そんな議員は落選して当然だ。

そんなことより、この状況に国として対策を打たないと
今後倒産する中小企業が益々増えるのだ。
・・・そんなこと日本は経験済みでしょ?・・・またやるの?w

ムダな道路を作るのじゃない公共事業を行う、とか。
今後の日本に活かせる公共事業なら、文句はない。

それから、今は、地に落ちた日本という国の地位向上の
数少ないチャンスでもある。
地位、といっても威張るためのものじゃない。
発言権の問題。

何かあったときに、大体、日本が不利な条件をのまされるのは
この発言権のなさにある。
今回だって、サブプライムの被害が少なく、外貨もある日本は
やり方一つで優位にもたてるのだ。
国連の常任理事国なぁんてユメの話より、今回のことで
実質的な発言力を蓄えた方がいいに決まっている。

・・・で、やはり選挙、するんですか?w

今するのなら、絶対に第一党にならないような弱小なところに
私は入れますw
もちろん、今回は、ということですが。無党派層なのでw
自・民どちらも結局は選挙を望んでいるのなら、同じ穴の・・・です。
どちらかが、今回は見送ろう、なんて言ったら、
かなりのアピールはあるのだけど。

*********

写真は、100円で売られているわけじゃないけどw
不機嫌そうなワンちゃん。
日本もそろそろデフレの再来です。(継続かな?w)

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