記憶と幸せ
2008年8月16日
昨日、彼は帰省した。
実家に歩いて到着する直前まで携帯で話をしたが、
それ以降は全くなしのつぶてw
帰省にあたっては、相変わらず彼の気分は沈んだまま。
「ふたつ星には、こんな気持ちわからないだろうね。」
・・・はい、わかりませんw
私は無理に共感しようとしてもムダと思ったので
事実を受け止めるだけ。
彼からみると、私は幸せそうな家庭に育ったようだ。
確かに、自分が不幸だったとは思わない。
だって、ちゃんと、食べられたもの。
でも、彼の基準をあてはめると、・・・
私は赤ちゃんの頃からのアルバムというものを持っていない。
それは、彼が言うには、そこに理由があるから、らしいけど・・・
今更知っても仕方のないこと。
私は成人式の着物とやらも持っていないし
着物どころか浴衣も、小さな子供の頃に着たことがある程度。
ひな祭りのお雛様も、持っていない。
・・・不幸だったんでしょうか?w
それとも、虐げられていたんでしょうか?w
そうは思わない。
「みんなと同じ」ではなかった。それは事実だけど
受け止める側のココロの問題だ。
私はアルバムが欲しかったわけじゃなく、着物やお雛様を
欲しかったわけじゃない。
“見える愛情”が欲しかっただけだ。
だから、そのことに気がつくまで、子供の頃は
持っていないことがコンプレックスでもあった。
でも、食べ物をちゃんと与えられて生きてきた。
それに、親が少しは裕福になってからは、私がいらないと言っても
洋服を買ってくれたりした。
それは、愛情だと思う。
彼だって、ちゃんと食べ物を与えられて生きてきた。
服だってちゃんと清潔なものを着て、学校にも通い
私は行かなかったけど彼は塾にだって行っていた。
・・・ちゃんとお金をかけてもらっていたじゃないの?
でも、受け止める側が、負の気持ちで負の出来事しか見ないと
悲しい記憶しか出来上がらない。
記憶は、本人が作るもの。
同時に、幸せは、本人の認識次第だと強く感じる。
どんなに彼がちゃんと食べられた生活をしてきていても
幸せという記憶がない以上、彼の子供時代は不幸だったのだ。
そして、それはもちろん私にはわかりようがない。
基準が違うから。
彼は誕生日を迎え、私がお祝いの言葉を言うと
やはり「誕生日は好きじゃない」と言った。
祝ってもらえなかった悲しい記憶しか辿れないから。
まだ、私と一緒に過ごした誕生日の記憶で、
それを塗り替えることはできないようだ。
手ごわいなw
************
写真は、夜出会った子猫。
近寄ると逃げちゃいそうで、これが限界。
でも何にでも興味津々で人間の子供で言えば幼稚園か小学校低学年
というくらいなんだろう。
実家に歩いて到着する直前まで携帯で話をしたが、
それ以降は全くなしのつぶてw
帰省にあたっては、相変わらず彼の気分は沈んだまま。
「ふたつ星には、こんな気持ちわからないだろうね。」
・・・はい、わかりませんw
私は無理に共感しようとしてもムダと思ったので
事実を受け止めるだけ。
彼からみると、私は幸せそうな家庭に育ったようだ。
確かに、自分が不幸だったとは思わない。
だって、ちゃんと、食べられたもの。
でも、彼の基準をあてはめると、・・・
私は赤ちゃんの頃からのアルバムというものを持っていない。
それは、彼が言うには、そこに理由があるから、らしいけど・・・
今更知っても仕方のないこと。
私は成人式の着物とやらも持っていないし
着物どころか浴衣も、小さな子供の頃に着たことがある程度。
ひな祭りのお雛様も、持っていない。
・・・不幸だったんでしょうか?w
それとも、虐げられていたんでしょうか?w
そうは思わない。
「みんなと同じ」ではなかった。それは事実だけど
受け止める側のココロの問題だ。
私はアルバムが欲しかったわけじゃなく、着物やお雛様を
欲しかったわけじゃない。
“見える愛情”が欲しかっただけだ。
だから、そのことに気がつくまで、子供の頃は
持っていないことがコンプレックスでもあった。
でも、食べ物をちゃんと与えられて生きてきた。
それに、親が少しは裕福になってからは、私がいらないと言っても
洋服を買ってくれたりした。
それは、愛情だと思う。
彼だって、ちゃんと食べ物を与えられて生きてきた。
服だってちゃんと清潔なものを着て、学校にも通い
私は行かなかったけど彼は塾にだって行っていた。
・・・ちゃんとお金をかけてもらっていたじゃないの?
でも、受け止める側が、負の気持ちで負の出来事しか見ないと
悲しい記憶しか出来上がらない。
記憶は、本人が作るもの。
同時に、幸せは、本人の認識次第だと強く感じる。
どんなに彼がちゃんと食べられた生活をしてきていても
幸せという記憶がない以上、彼の子供時代は不幸だったのだ。
そして、それはもちろん私にはわかりようがない。
基準が違うから。
彼は誕生日を迎え、私がお祝いの言葉を言うと
やはり「誕生日は好きじゃない」と言った。
祝ってもらえなかった悲しい記憶しか辿れないから。
まだ、私と一緒に過ごした誕生日の記憶で、
それを塗り替えることはできないようだ。
手ごわいなw
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写真は、夜出会った子猫。
近寄ると逃げちゃいそうで、これが限界。
でも何にでも興味津々で人間の子供で言えば幼稚園か小学校低学年
というくらいなんだろう。
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