傍論

2008年4月22日
先日、首相が、勝訴したので違憲の判断は傍論に過ぎず・・・云々
といったような言葉を聞いた。
イラク派遣の損害賠償請求の話だったと思う。

仮にも司法の言葉を“傍論”と言っちゃっていいんだろうか?
などと思ったのだが、傍論=判決理由にならない(先例にならない)裁判官の独り言 らしい。

判決理由にならない文をそもそも判決文に挿入する方がどうかしている。
(もちろん、私個人としては、これに関しては違法の立場だが。)
今回のは損害賠償請求だったので、直接派遣されたわけでもない人間が慰謝料をとれるはずがない。
原告もそんなことは承知していての裁判。

問題点は、違憲性だった。
でもこれは裏ワザなわけで、本来の損害賠償請求に対しての判決を下すのなら、違憲性に触れなくてもよかったのだ。
それを裁判官はあえて“独り言”で入れた。

・・・よほど一言、言いたかったんでしょうねw
派遣の行き過ぎは恐ろしいことになるよ、と。

最近の判決文には、独り言が多いようだ。
直接判断をすることができない悔しさを、独り言にぶつけているのだろうか。

そういう私も、ここで“独り言”に色んなことをぶつけているw

なお、私はしろーとなので正確なことはぐぐってくださいな。

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