消費

2008年3月26日
アメリカの状況って、四半期が日本の1年のような速さに感じる。
起こる出来事も速いけれど対応も速い。
だとすると、2年半くらいで好転するんだろうか。
もちろんまだ底ではなくこれからが不景気本番と思っているが。

『日本は消費が少ない・・・というけれど、本当のところどうなの?
だって、薄型TVもDVDレコーダーも携帯も乾燥機も…他の国よりもよほど買っているように思えるのだけど。』
・・・確かにセカンドハウスを買う人はほとんどいないだろう。
でも家じゃない家電の普及率はかなりのものだと思うのだが。

『アメリカの消費って一部のお金持ちが散財しているってこと?』

さすがにアメリカに住んでいるわけじゃないので、彼も答えに詰まったようだが、日本人の消費に関してだけは答えてくれた。

「まず車。これは、今までのように夢の象徴でもなく、魅力ある欲しいモノでもない。車自体をどんなに設計変更しても、そもそも欲しいモノじゃなくなってしまったんだよ。」
『でも、田舎では交通機関が発達していないから車は必需品よ?』
「うん。でも昔と違って新車である必要がない。車がステイタスじゃないから。車が自分の明るい未来の象徴ではなくなったから。
中古車のとっても安いモノで十分なんだよ。ただの実需だから。」

『そっか。就職して今は薄給でも、歳をとれば豊かな未来が
待っている(終身雇用・年功序列)…なんて時代じゃないものね。』

「それから次に日本の家電の販売システム。これが価格を押し下げたわけで、競争が激しくなって自滅している。」
『あんまりピンとはこないけど、確かに価格は安くなってる。』

車を買わずそもそも欲しがらず、出来るだけ貯蓄することだけに
喜びを感じているのが次の世代だとしたら、今後日本の消費は伸びるはずがない。
そうなると・・・どんな未来が待っているんだろう。。。

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