命の重さ

2008年3月19日
昔、日本には尊属殺人の加重規定があって言い換えると
親殺しは罪が重く、子殺しは罪が軽かった。
その名残なのかどうかは知らないが、子供二人の殺人と大人二人
とでは刑の重さが違うことが多い。
(子供一人と大人一人なら、大人1.5人扱いだ。)
子供の命は軽く、大人は重い。

被害者が子供と大人でこういう差別をしている国なのだが、
加害者が子供と大人とでは、逆の差別をしている。
子供(未成年)は未来があるので情状酌量される。
・・・加害者が老人なら一切の酌量の余地はないのかなw
未来ある子供の罪は軽く(命は重い)、
大人の罪は重い(命は軽い)。

今回の無期懲役の判決は納得がいきにくい。
一人は自分の子供だったから刑が軽くなったのだろうか。
・・・まさかね。

殺意が認められてなお、あと何が必要だったのだろう?
計画性が必要条件ならば、誰だって“カッとなって”と
今後は計画性を否定するだろう。
そもそも犯行時に平常心であるほうが珍しい。

なんでもかんでも死刑が良いわけではないが、
終身刑のない日本では、無期懲役は軽すぎるのだ。
少なくとも、受刑者が実質数年で出てくることに
遺族は耐えられないだろう。

少なくとも、私なら許せない。

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