こだわり

2007年7月15日
夜 お姉さんから彼に電話があった。
既に実家に帰り 母親の様子を見てきた という。

実は彼はお姉さんから電話はないかもしれない と
言っていた。
自分は避けられているのではないか と。
以前 彼から聞いた話だと
彼=実家につながる記憶 ということで
自分とは会ってくれないし ずっと連絡もとっていない
とのことだった。

なぁんだ 気にしていたのは 彼の方だけじゃないの?
しかも お葬式にも出ないかも なんて思っている彼の
予測に反して 彼女は既に実家に帰っている。
拘っていたのは 彼だけなんじゃないんだろうか。

以前は ひょっとしたら本当に彼を避けていたのかもしれない。
でも お姉さんは いつまでも引きずらなかった。
ちゃんと乗り越えてオトナの行動をとっている。
いつまでもうじうじと過去のつらい思い出に浸っているのは
彼だけなんだろう。

ボクは不幸な家庭に育ったから・・・云々。

・・・それが何か?
    今幸せになればいいじゃないの?

 
そして 私は思った。
彼が話す 彼の特別な環境 とやらを鵜呑みにしては
いけないかもしれないと。
特別に仕立てているのは 彼自身なのではないか と。

********

だれだって 自分は“特別”だ。
自分の過去をすべて知り尽くしている他人はいない。
おおまかに知っていたとしても その心の中は
他の人間にはわかるはずもない。

精神面では 確かに不幸だったのかもしれないが
経済面では不幸とは思えない。
そういう程度なのだから 過去ばかりみないで
今もみつめるべきだ。

彼にはわからない 私の“不幸”だってあるわけで
私がことさら強調したり 今更ぐじぐじ言ったり
しないだけだ。

私の家は 友達も連れて来ずらい家だったことは 
幸せな家庭だったということなの?
彼にはわからない。

親とのケンカで 首を絞められたことだってある。
それは 幸せな家庭でおこること?
一度も叩かれて育ったことのない彼に 叩かれるのは
当たり前だった私の家は 幸せな家庭だったわけ?

・・でも 今 私は親との付き合い方を身につけた。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索