オトナとして

2005年11月18日
ある派遣の人間が その会社に勤めはじめて間もないのに
「わたしがここをよくする」とか「ここのやり方はおかしい」
と言い始めて 関係が悪化している という話を聞いた。

その会社に派遣されたことのある人によると 確かに
おかしいところはあるようだ。
けれど そのヒト 状況をわかってないな と思う。

なんでも自分の思ったことを口にしてはいけないこともある。
あくまで派遣 しょせん派遣なわけで その会社のやり方が
自分にとってはおかしくても 会社はコマを必要としているだけで
改革してくれるヒトを求めているわけではない。

派遣の最大の利点は 必要以上に考えないですむこと
なのだから(笑)でしゃばってはいけないのだ。
その派遣の一人が問題を起こすことで 次の派遣の人間が
働きにくくなることだってある。

わたしたちはよく派遣を例えて 下働きとか大奥の下女w 
という。
社員さんやパートさんが(食堂などで)座る場所には
座ってはいけない。
いけない という張り紙があるわけではないが 暗黙のルール。
送迎バスのときも 乗る順序は 派遣が一番最後だった。
これを破ったからといってクビにはならないが 
働きやすい場所を自ら確保したければ このルールを守る方が
ラクに決まっている。

最初に書いたヒトもわざわざ働きにくいことをしなくても とは
思うのだが 自分の思ったことが正しいのだと信じたら 
なんでも言ってしまうのだろう。

まぁ この話は極端な例なのだろうが。
何でも思ったことを言うことがいいのだろうか とつい
疑問に思ってしまう。
 
 
 
最近 わりと平静を保てるようになったのは 
助言のおかげでもあるが
“思ったことをそのままぶつけない”からではないか と思う。
溜め込むわけではない。スルーする。
思ったことが 実は とんでもない妄想だったりするので(笑)
冷静に考え直す時間がわたしには必要なのだ。

小さなウソや言動の食い違いに すぐに気がついてしまう。
本当は深い意味はないのに わたしが勝手にウラのウラまで
読んで意味づけをしてしまうことがある。
スルーすることが大事だ と教えてもらった。

以前のわたしは なんでも気になったことは口に出した。
文句口調であったり 冷静な口調であったりしても
自分の思ったことをそのまま 伝えた。

そんなわたしを知っている昔の同僚は 今のわたしを
「オトナになったね」「苦労したんだね」とからかった。

さぞかし ワガママなコドモに見えていたのだろう(苦笑)。
同僚というのは 全員男性だったから わたし自身も
わかっていて甘えていた部分がある。
「どうせオンナの言うことなんだから大目に見てもらえる」と。

ワガママは 本当のコドモならかわいらしい。
でもイイトシして コドモのふりばかりしていても
周囲は呆れてしまうだけだろう。

オトナとして付き合う ということが 
わたしの精神的な自立への第一歩なのかな。

・・・オトナになったでしょw?(ё_ё)

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