思い出の本

2005年11月12日
今朝は いつものように 彼よりも早く起きて
ネットをしていたら 色々なページの中で 
わたしにとってショックな一行があった。

彼が起きてきてから そのことを さっそく伝えた。

「ドラッカーが亡くなったんだって。」

このヒトの著書を はじめて読んだのは 彼の影響を
受けたから。
まだ 彼に実際には会ったこともない状態だったけれど
毎日メッセで話していたとき。

彼はビジネスに関する勉強をしていたときで わたしは
そんな彼の話題についていけるように と初めてビジネス書の
コーナーで手にした本が ドラッカー…。カレの本だった。
「断絶の時代」「ネクスト・ソサエティ」・・・
あと数冊読んだはずだけど それはあんまり覚えていない(苦笑)。
本来 わたしのような人間には 一生縁のない人物だったろう。

そのときも それまで小説しか読んでいなかったので 
なかなか内容が 頭に入ってこなかった。
それでも 時間をかけどうにか読んで 彼にその本のことを
話したのだったっけ。。。
彼はそのとき 「ネクスト・・」に関しては読んでいなかった。
ところが 数ヵ月後に 彼の部屋に遊びに行ったときには
彼の本棚に その本があった。

今日 ようやく そのことについて 教えてくれた。

「(わたしのような)一般人がドラッカーを読んでいるのに 
ビジネスについて会社にお金を出してもらって勉強している自分が
読んでいないということが許せなくって すぐに買いに行って読んだ。」
のだそうだ。

そういえばそのころ わたしがビジネス書のコーナーで買った本は
(遊びに来たときに気がついていたのだが)すべて彼の本棚にささっていた。
偶然にしては ヘンだなぁ と思っていたが。
わたしが ○○の本を買った と聞くたびに 彼も買っていたのかなw。

…わたしが彼に影響を与えていたなんて とっても光栄だわ♪w

この頃読んだビジネス書 の中では やはりこのドラッカーが
わたしには一番思い出深いし 内容も尊敬するもの。
正直言って 亡くなったことを聞いて 直接会ったこともないのに
こんなに残念に思った人物はいない。

「惜しいヒトを亡くした というのは まさにこういう事なんだろうね。
こういう風に 相手を直接知らないのにショックだったのは 
ジョンレノンのとき以来だよ。」
と彼も言った。

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