自力のヒト

2005年11月9日
先週の買い物での出来事。
バスの座席がひとつあいていた。
混んでいて妙に蒸し暑い。
お互いに荷物も多く 彼もわたしもお互いに疲れていた。
でも 彼の方が席に近かったから わたしは彼に
『座ったら?』と言った。
彼は迷うことなく座って その後さらに増えてきた乗客と湿度で
疲れたわたしは 次第に彼に不満を持ってしまった。

・・でも そもそもは 自分が言いだしたことなんだけどね(苦笑)。

 女性に席を譲られて 何も感じないで座るの?
 せめて 座ったのなら 立っているヒト(わたし)の荷物を
 持とう とかって思わないの?
 
でも 彼はそういうヒトなんだ。
わたしがもし 座りたい と言えば 自分が疲れていても
たぶん譲ってくれる。
荷物を持って欲しければ 言えば持ってくれただろう。
でもわたしが言わなければ わたしは大丈夫 と判断するのだろう。

わたしのことは わたしにしかわからないのだから。

出来事をそのまま羅列すると 彼はカノジョ(わたし)に対して
思いやりのない自己チューなヒトのように感じられるかもしれない。
でもそこには わたしが言わなかった という事実が隠されている。
言わなくても 男性なら女性に譲るべき という考えは 
なんでもあたりまえに思ってしまう悪いクセかな と思った。

「あたりまえ」なんかはない。

自分の欲求は 自分で表現しなくてはならない。
相手がわかるはず というのは 甘えなのだ。

でも でも・・・
もしも わたしが彼の立場なら 自分のカノジョを気遣って
少なくとも荷物は持ったはず。
やはり彼は わたしのことを まったく気遣っていない。
そもそも女性は弱い とか 思っていないんだろうなぁ(苦笑)。

わたしが 疲れている と言わなければ・・・
本当にわからないのだろうか?
彼は自分のことで 精一杯なの?
疲れているのは自分だけ としか思わないの?
目の前にわたしがいるのに 顔色も読めない? 
今まで一緒に行動していたのに 推測も出来ない?

わたしとの感覚の違いが「そこ」にはある。
本当は 彼のこと やはりわからない。
どうして こんな簡単で単純なことを説明しなくては
ならないのだろう とすら思ってしまう。

 わたしは彼には 本当には好かれていないのかな。
 彼は 本当は ただの自己チューなのかな。
・・また こんな考えになってしまいそうだった。

自力のヒトとは 受け取り方によっては自己チューに
思えるのかもしれない。
自分が「自力」だから 相手への気遣いが減るのでは
ないだろうか。
相手も「自力」のはずだ と思っているわけだから。

もちろん 依存度合いの強いわたしの方が良い 
と言っているわけではない。
気遣い と書くと 良さそうな言葉には思えるが。
依存がとても強ければ 相手がわかってくれて当然 となるだろうし
そこまでではなくとも まだこんな風に相手に“気遣い”を欲しがる。
依存は 相手への欲求が多い・・・(苦笑)。

・・・欲求が多くてごめんね >彼

ただ この欲求を言えない人間もいる ということは 
たぶん自力のヒトにはわからないことだろう。

わたしの場合は こういうことは すぐに忘れてしまう というか
どうでもよくなってしまうので 彼に言うほどのことでもない と
自分の中で処理する。
ここに書いたのは ただ…日記だったので(笑)。

もし この不満を彼に言えるくらいなら 最初から 荷物を持って
とか わたしが座りたい と言えるはずなのだしね。

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