白バンド

2005年11月1日
今 わたしの右手には白いバンドがある。
こんなに怪しげなものとは知らずに彼が買ったもので
わたしとしてはおそろい気分だったのだが(笑)。

調べれば調べるほど 理解に苦しむ というか
はっきりいって サギの手口そのまま としか思えない。
そもそも「協賛企業の名前の一覧ページ」がまだ作成中
というのは どういうことだろう?

会社をやっていたからわかるが 協賛 というからには 
自社の名前がHPに掲載されるかどうかは気になるところ。
そのページは 何よりもまず作らなくてはならないし
作らなければ 企業から必ず文句を言われるはず。
キャンペーンが終わってからそのHPに会社名が載っても
意味がないのだ。

となると 考えられるのは 協賛企業がひとつもない 
ということなのだろうか?

ここで あやしい と感じてしまった。

そもそも 寄付金ゼロ ということを 商品であるバンドには
一言も書いていない。
「この売上は、世界の貧困をなくす活動資金になります。」
とは書いてある。
あくまで 詳しくはHPへ としか書いていない。
ウェブ環境の整っていない人に対しては かなり不親切だ。

赤い羽根などの募金に慣れ親しんだ日本人には 売り上げの一部は
当然 寄付されるもの という思い込みがある。
売上金の内訳もみたが 普通 商品のコストには広告・流通費が
含まれるはず。ここには なぜか利益がないのだ。
それ以外の利益であるはずの部分が 広告費(活動費)となっている。
売ることで すでに活動(広告)しているはずなんだから 
それ以外の活動って・・・?

こんな大掛かりなサギって みたことがない。
200万本以上だから 6億円以上の売上。

誰がどう考えたって 300円出して「みんなで貧困について知る・考える」
だけより そのうちの100円でもいいから 寄付された方が 
救うには てっとりばやいに決まっている。
現実に 今 死に直面している人たちのことは 放って置いて 
次世代の貧困をなくすために考える ということなのだろうか(笑)。

…考えていても なくならないでしょ。

二人分の600円を返せ とは言わないけれど
使い道を変えて欲しい と切実に願う。
意味のない広告費ばかり どうする気なんだろう?
そもそも このバックは誰?

でも
一番悔しいのは せっかく彼がわたしの分も と買ってくれたわけで
まともな物なら 今後会社にもしていってくれたはずで・・
わたしとしては「おそろい」気分だったのに〜。

この話を彼にしてしまったから 明日からは 彼はこのバンドは
身につけないだろう。

え?悔しがる点が違うって?w

ちなみに 彼は今日 このバンドを会社につけていって
後輩に「あぁーそれ。ボクも騙されたんですよ〜」と言われたらしい。

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