レトルト

2005年10月19日

ビーフシチューをこの秋　はじめて作った。
彼は　去年と同じセリフを言った。
「これはどうやって作ったの？」
自分で作ることなど永遠にないだろうに　どうして
こういう質問をするのだろう　と思って逆に聞いてみた。

『どうして聞くの？…おいしくなかった？』
「レトルトにしてはお肉が大きいなぁと思って」

・・・絶句。
というか　レトルトの発想が　わたしにはないんですが。
これも　彼の家庭環境のせいなのだろうか　とふと思った。

だから　お肉を炒めて・・・と簡単に説明した。
それにしても　去年　同じ質問をしたことなど　
忘れてしまったのだろうか。
去年　同じ物を食べたことなど忘れてしまったのだろうか。
去年・・じゃないか。
今年の春までのあいだかな。夏は作らなかったから。

彼の家庭環境を思い出す料理が　これだ。
カレーでもなく　ビーフシチュー。
簡単なのだけど時間がかかるから　働く女性だった彼のお母さんは
おそらく作らなかったのだろう。

ビーフシチューでレトルトの発想がある　ということは　
カレーすらレトルトだったのだろうか。

レトルトに愛情がない　などとは言わない。
けれど　彼は全ての料理に愛情を感じない人だから・・・

・・・ううむ　イヤでも感じてもらうぞっ！(笑)