ママさん

2005年8月24日
今日は 彼は飲み会だった。
1時過ぎにメールを送ったが 当然のように なしのつぶて。
・・・やはり上司と一緒だった。
2時過ぎにかなり酔って帰って来て 飲み会がどんな様子だったかを
話してくれた。
(わたしは朝5時半に起きるんですが・・泣)

『今日は無礼講だから 本音で話せよ。』上司Sさんが言う。
『オマエ オレのこと好きか? Tはダメだな。オマエはどう思う?』

「はぁ。Sさんのことは好きなところもありますし キライなところもあります。
 Tさんは とてもいいヒトですがビジネスとしては たしかに・・」
・・・本音半分 建前半分。

すかさず そこのママさん(70歳)が Sさんを持ち上げる。
「本当に こんなに本音で話せる関係があるなんて いい会社ね。」
気分の良くなったSさんは カラオケを歌いだす。

そのときにママさんが 彼に小声で言った。
「あなたはイイコね。わたしの息子よりも年齢が下だろうけど。
 ・・・でもね。“突き”すぎてはダメよ。」

彼は この言葉をすぐに理解した。
相手の弱点を“突き”過ぎてはダメ との助言。
つまり どんなに無礼講でも 気をつけてモノを言いなさい とのこと。

ここまでなら彼もわかっていただろうし わたしでもよく聞く話。

でも この後がすごいと思った。
ママはSさんに「この子(彼)は技術屋さんなのよ。あなたとは違うの。」と
Sさんに諭し始めたらしい。

彼は「あのオババ(ママ)には かなわないなぁ。」と言った。

そうだよね。
もしも20歳の頃からその世界で生きているのだとしたら
50年もその世界にいることになる。
似た話を何度も聞いてきたことだろう。
そして お酒で失敗したヒトも何度も見てきたのだろう。

たしかに経営者側(Sさん)と技術屋さん(彼)は立場も考え方も違う。
Sさんが忘れているであろう この違い。
ましてSさんにお説教じみたことまで言えるのは年の功だろう。

地方に行くほど こういうママさんが細々とお店をやっているような気がする。
やはり長くお店が続いているのは その人柄(中身)なんだろう。
若い・キレイ(外見)なだけでは 70歳までお店をやっていられない。

すごいな。。。

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