子猫
2005年6月30日
朝から大雨だった。
珍しく メールが来た。
「雨でびしょびしょになった。」
メールには書かれていなかったけれど 帰ってから話を聞いた。
目があいたばかりの子猫がずぶねれで歩道にいたらしい。
彼は思わず しばらくカサをその子猫にさしかけていた。
そしたら その子猫が彼の靴の上に ヨロヨロと歩いてきて乗った。
彼は 着ていた自分のサマーセーターで 子猫の体を拭いてくるんで
抱っこした。
でも・・・会社には連れていけず しばらくそうしていたら 雨が上がった。
子猫は 人にみつかりやすい場所に置いて 会社へ行った。
帰り道も その子猫のことが気になっていたら 近くを通った時
子猫の鳴き声がした。
でも もう暗くてわからなかったらしい。
「あの子猫 どうなっちゃったかなぁ。」
こんなに優しい彼に対して わたしときたら とっても冷たいことを言った。
『そのサイズの子猫だと・・・ダメかもしれない。』
母ネコがいなくて 大雨で体力が失われていて・・・
同じ状況の子猫がどうなったか 見て知っている。
あのとき わたしは飼うだの拾うだの判断もできない子供だった。
でも 翌日の光景は 今でも忘れられない。
だからできるなら もう彼がその子猫を探さない方がいい と思った。
「明日何か食べ物持っていったほうがいいかなぁ」
『・・・でもミルクくらいしか飲めないと思うわよ。』
気休めとはわかっていた。
でも せめて・・・ と思って牛乳のパックを渡した。
『これ 常温保存の牛乳だから持って行ったら?
・・・冷たい牛乳よりもましかも。』
明日 彼がその子猫に出会わないことを願った。
珍しく メールが来た。
「雨でびしょびしょになった。」
メールには書かれていなかったけれど 帰ってから話を聞いた。
目があいたばかりの子猫がずぶねれで歩道にいたらしい。
彼は思わず しばらくカサをその子猫にさしかけていた。
そしたら その子猫が彼の靴の上に ヨロヨロと歩いてきて乗った。
彼は 着ていた自分のサマーセーターで 子猫の体を拭いてくるんで
抱っこした。
でも・・・会社には連れていけず しばらくそうしていたら 雨が上がった。
子猫は 人にみつかりやすい場所に置いて 会社へ行った。
帰り道も その子猫のことが気になっていたら 近くを通った時
子猫の鳴き声がした。
でも もう暗くてわからなかったらしい。
「あの子猫 どうなっちゃったかなぁ。」
こんなに優しい彼に対して わたしときたら とっても冷たいことを言った。
『そのサイズの子猫だと・・・ダメかもしれない。』
母ネコがいなくて 大雨で体力が失われていて・・・
同じ状況の子猫がどうなったか 見て知っている。
あのとき わたしは飼うだの拾うだの判断もできない子供だった。
でも 翌日の光景は 今でも忘れられない。
だからできるなら もう彼がその子猫を探さない方がいい と思った。
「明日何か食べ物持っていったほうがいいかなぁ」
『・・・でもミルクくらいしか飲めないと思うわよ。』
気休めとはわかっていた。
でも せめて・・・ と思って牛乳のパックを渡した。
『これ 常温保存の牛乳だから持って行ったら?
・・・冷たい牛乳よりもましかも。』
明日 彼がその子猫に出会わないことを願った。
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