手料理

2005年4月10日
朝から カラダがだるかった。
例のごとく ぼぉーっとしながら ようやく台所に向かった。
すると 彼も台所について来て 冷蔵庫や戸棚を開けながら
「そういえば冷蔵庫って開けたことがなかったな」と言う(笑)。

しばらくして 彼がひとつの箱を指差して「今朝はぼくがこれを作るから
ふたつ星は休んでいて。」と言い出した。
・・・本当に?彼が作るの?

材料と調理器具を渡して それでもかなり心配で 口と手は出さないように
気をつけたけど ついウロウロしてしまった(苦笑)。
でも なかなかの腕前。
というか 時間に正確(笑)。
『どのくらい焼くの?』と聞いてみたら
「あと2分」と即答。
でもそのうちに「時間じゃないんだな。火加減が大事なんだ。」
と 発見したらしい。

もちろんわたしは カラダのだるさも忘れて 写真をとりまくった。
彼がフライパンを持っているところ。
こんなこと 今後もあるかどうかはわからないから。

最初の料理のときの相手の反応は 一生つきまとうほど大事なのかもしれない。
わたしは 家で 一度もうれしそうにされたことはなかった。
食べられる程度のモノを作ったかどうか ということでなく
上手にできたと思っても 何をしても ただ文句を言われた。
だから 自然と台所に立たなかったし 作るときは自分のため だった。
せっかく作ったのに迷惑顔をされるのは悲しいものだ。
わたしは 料理を家で作ることがキライになった。

彼の作品は完璧だった。
無理してほめる必要もなく(笑) 感動したまま伝えた。
「すごーい。わたしよりもずっと上手よ。やっぱりお料理に関しては
あなたがやったらこうなるだろうなぁ と思ってたわ。」

大げさに思われたかもしれないけど 本気の正直な気持ち。
理系っぽさが 料理にも表れているのだろうか。
なぜか幾何学的な美しさ(笑)。

それに何よりも わたしがしんどい というとき
お料理をしてくれるなんて 思ってもみなかった。
なんだか 最近 優しい?

・・・違うなぁ。
前からそうだったのだろうけど たぶん今回は
わたしがわかりやすい優しさだったのよね。

彼の得意料理:ホットケーキ

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