たまには

2005年2月5日
彼とまじめな話をした。
「どうして日本は戦争をしたの?」
かつて 両親にも祖父母にも 聞いたことがある。
彼も 両親に聞いたらしい。

みな 口をそろえて 「あのときは仕方がなかった」というようなことを言う。
でも 「どうして」ということに対しての答えは得られない。
もちろん 学校の教科書なんかにも出てこない。
それどころか そのあたりの歴史は まともに習ったことなど 一度もない。
古代や中世はしつこいくらいに何度も丁寧に教えられたのに この時代は
いつも時間が足りなくなった。
「あとは各自で読んでおくように」だけで終わった。
今でも「どうして?」の答えは得られない。

確かに ちっぽけな個人が反対したって 歴史の流れは変えられなかったのかもしれない。
戦争の予算をつけたのは 一般の国民でもないし 
新聞とラジオだけの情報を 信じるしかなかったのだろう。

でも 学ばない限り また繰り返してしまう可能性は高い。

ひょっとしたら わたしたちは まだ その“時代”の中の人間だから
振り返ることも出来ず わからないのかもしれない。
あと100年くらいしたら “あの時代は・・・”と分析されるのだろうか。

財務省が女性をその分野の決定権を握るポストに配属したのは
過去の反省の意味もあるのならよいのだけど。

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