5分間

2004年9月9日 恋愛
でかける前 いつもならさっさと玄関に向かうのに 今日は違った。
「それでは出かけます。」
と言ったきり 立って何かを待っている。
ん?ひょっとして・・・。

・・・彼に近づくと“彼の腕”が待っていた。
抱きしめてもらった というよりも 今日は わたしが抱きしめた のかも。

空港に電車が着くころに メールをしてみた。
いつものように 返事がない。

それでも 彼が離陸する時間までは なんとか起きていよう と
必死で睡魔と戦った。

・・・でも気がついたら やはり少し眠っていた。
メールの音で 目が覚めた。
予定時刻の1時間前と35分前のメールが2通 届いていた。

「今 搭乗口の前にいます。」

「5分後に乗ります。たぶん(ふたつ星は)寝ているんだね。では。」
 
最後のメールで ハッ とした。

いつもなら「“これから”乗ります。」 と 時間の余裕が全くないのに
今日は 5分間の余裕がある。
たぶん 声を聞きたい ってことなのだろう。
わたしが寝ている と思って 気遣って 彼からは かけてこないのだろう。
あわてて 携帯にかけた。

すぐに彼が出た。
いつもなら 二言三言で すぐ切るのに めずらしく 5分間を目一杯使った。
特に話す内容があるわけじゃない。
『気をつけてね』と『いってらっしゃい』だけなんだけど(笑)。

彼の背後のアナウンスがやたらと大きく聞こえた。
少しでも 繋がっていたい という感じだった。

5分間・・・彼の不安を減らすことができたかしら。

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