彼が帰ってきた

2004年1月3日
夜中 彼は また 写真を添付してメールをくれた。
たった一枚の写真なのだけど うれしかった。
 
それで メッセに入って 彼を待ってみた。
でも エッジの電波の調子がよくないらしくて
彼は何度も落ちている。
 
今までなら わたしのことは 無視しておちちゃったのだろうか?
などと不安になったのだけど 不思議と今は穏やかでいられる。
彼は 感情はあんまり出さないし 言葉もないけれど
とても誠実だ と思う。
 
ネットで出会うと なかなか 相手のことを信頼できない。
わたしも なかなか信じれなかったけれど。
でも 穏やかな彼の気持ちは わたしに感染している。
 
久しぶりに メッセで文字の会話をした。
ビデオも音声もなし。
彼独特の 少し女っぽい言葉遣いが 懐かしい。
最初あんまり女の子っぽいので お○○さんかと思ったのだけど(笑)
彼なりに気を遣ってこういう言葉になったのかもしれない。
 
普段 話す言葉は 標準語。
時々 関西の言葉になるけれど 本人に言わせると
バイリンガルらしい(笑)。
 
一度 彼の友人と一緒に食事をする機会があった。
そのとき 彼の話口調が いつもとは全く違うのに驚いた。
わたしの前だと いつも「ぼくは」と言うのに
その友人の前では「おれは」と言ってる。
友人の前と彼の前だと わたしもたぶん 口調が違うのだろうな。
 
いつも丁寧なんだけど 時々 わたしに話す口調が 会社モードに
なることもある。
何かの説明をしているとき
「だから …○×△□ なのですよ。」と言う。
聞いているわたしは 一瞬違和感を感じるのだけど
会社では こんな話し方をしているのね… なんて想像して
楽しくなる。
 
今日の夜は 彼が帰ってくる。

*******
 
夕方 メールがあった。
「今 新幹線に乗ったよ」
 
ネットで彼が着く時間を検索する。
19時半ごろ・・・
こっそり 迎えに行くことにした。
 
彼の姿を見失わないように でも 見つからないように(笑)
駅の改札口近くの 柱の裏に 隠れていた。
 
たくさんの人が 改札口を過ぎる。
その後ろ姿を いちいち確認しているとメールが届いた。
「今 駅に着いたよ」
 
え?どこどこ?
 
柱の陰から そっと顔を出すと 彼の姿が見えた。
あわてて 顔を引っ込める。
 
改札を出てから ガラガラとトランクを引っ張る彼の背後に
まわって 気配を消して一緒に歩きだした。
彼は 全く気づかない。
彼は階段の上で トランクを持ち上げる。
 
駅の階段を降りたところで また トランクを引き始めたときに
ナンパっぽく声をかけてみた。
 
『重そうですね。少し手伝いましょうか?(笑)』
 
「え? あっ来ていたのか。全然 気がつかなかったよ。」
 
うん まっすぐに 前だけ見ていたね。
 
彼からのおみやげは お守り。
来年は 一緒に行けるといいね。
 

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