決戦の日

2003年12月8日
彼の決戦の日だった。
 
先日買ったスーツに袖を通す。
 
「特別なことはしないで。」
『ほへっ?』
「朝食とか・・・いつものでいいから。」
 
そっか 子供の受験の日とか 特別なお料理を作っちゃう
というあれね。
・・・ごめん 考えてもいなかった(大汗)。
 
わたしがこんな風にのん気だから 返って緊張しなくていいかしら?
などと自己弁護(笑)。
 
いつものように ロールパンのサンドにハムエッグとフルーツ。
 
 
わたしは 朝 なぜか 手のひらがものすごく温かい。
体のほとんどの熱が集中するんじゃないか というくらい
熱くなることもある。
 
だから 毎朝 低血圧で冷たい体の彼の背中に手をあてる。
今朝も 手をあてて 背中を温める。
 
ほんのちょっぴりでも 緊張がやわらいでくれたら・・・。
あまり食欲のなさそうな彼の背中にあてる手に 
いつもより たくさんの熱を送る。
 
『いってらっしゃい』
“がんばってね”という言葉は 心の中でだけ言った。
  

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